1.歯周病
猫の口周りが汚れている場合は、「歯周病」の可能性があります。歯周病を発症すると、歯茎に炎症が起こるためです。平常時と比べて明らかによだれが多くなり、徐々に口周りが汚れていきます。
悪化すると、歯茎に膿が溜まって痛みを感じるようになります。さらに進行すると、歯茎や顔に穴が開いたり、顎の骨が折れてしまうことも。顔全体がぽってりと腫れているときは、かなり悪化していると考えていいでしょう。
歯周病の原因は多数ありますが、主に細菌感染といわれています。免疫力が低い子猫や老猫に多く、口周りを気にする素振りで気が付くことも多いようです。進行具合によって治療方法は変わりますが、ひどいケースでは抜歯に至ることもあります。
2.結膜炎
目の周りが汚れているときは、「結膜炎」にかかっているかもしれません。結膜炎とは、まぶたの内側の粘膜に炎症が起きる病気です。炎症が起きた結果、目ヤニが増えたり、涙の量が増えたりします。
黄色や緑色の膿が出たり、黒目に血管が浮いて見えたり、瞼をしょぼつかせるなどの症状が現れることもあります。また、痒みや痛みが生じるため、前足で引っ掻いてしまうケースも少なくありません。
結膜炎の原因は、ウイルスや細菌に感染することがほとんどだといわれています。生後間もない子猫の発症率が高く、目薬とともに抗生物質の投与が行われることが一般的です。ただし、喧嘩による外傷や、砂埃などの汚れ、アレルギーなどが原因になる場合もあるため、成猫や老猫も充分気を付けなければなりません。

