NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合など)の第8回が1日に放送され、女優の白石聖演じる直が悲劇的な死を遂げた。のちに豊臣秀長となる主人公、木下小一郎長秀(仲野太賀)の幼なじみである直は、父の坂井喜左衛門(大倉孝二)から逃れ、織田信長(小栗旬)に仕える小一郎を慕って尾張へ付いてきた。当初は寧々(浜辺美波)の侍女として働いていたが、この日の放送で、小一郎との同居を開始。出立する彼と、帰還後の祝言を約束した。
直はその報告のため久々に帰郷。頑なに結婚に反対する父と対峙したが、喜左衛門が常に自分を一番に考えてくれたことを思い出し、これまで育ててくれた恩に感謝した。喜左衛門も観念したかのように「お前が幸せならそれでよいわ」と白無垢を渡した。直も再会を誓って帰途に就くが、その途中、水争いによる農民の諍いに巻き込まれ命を落とす。祝言を心待ちに帰還した小一郎は、許嫁の亡骸を前に慟哭した。
白石は「小一郎なら平和な世を作ると信じていた。彼の試練を直は今後も見守っているはず」と述べ、視聴者へ「一緒に見守っていただけたら」と語りかけた。
「豊臣兄弟!」とは?
天下人となる秀吉を補佐役として支えた弟、秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。
白石聖 コメント
――第8回のシーンを振り返って
「とと様(坂井喜左衛門/大倉孝二)と対面するシーンは、とても思い出深いものになりました。小一郎・藤吉郎兄弟に対して高圧的な態度をとるとと様に複雑な思いを抱えてはいましたが、それでも大切な存在であることは変わりません。小一郎と生きていく決意をしっかり伝えたうえで、『お前が幸せならそれでいい』というとと様の本心を聞けたことは、役を通して自分自身にも深く響きました。
直が亡くなったことは、私自身すごく悲しく、衝撃的でした。女の子を守った場面は、とと様に幼い頃にかばってもらったシーンと重なり、切ない気持ちもありましたが、最後だからこそ大切にしたいと思って演じました。小一郎の心の中で、直が永遠の味方として、忘れられない存在として、生き続けていてくれたらうれしいです」
――撮影を終えて、視聴者に向けてのメッセージ
「小一郎だったら平和な世の中を作ってくれるに違いないと、直はすごく信じていたと思います。直にとって小一郎は、そういう希望を持たせてくれる存在でした。これから先、小一郎にはさまざまな試練や難題が降りかかると思いますが、直はきっと見守っているはずです。視聴者の皆さんも物語を楽しみにしつつ、一緒に見守っていただけるとうれしいです」

