帯状疱疹のかゆみが強いときの対策

帯状疱疹で痛みよりもかゆみが強い場合はどうすればよいですか?
痛みよりかゆみが強い場合でも、自己判断で冷やしたり、市販薬を使ったりせず、早めに医療機関を受診しましょう。
かゆみが強いと、患部を冷やしたくなる方もいるかもしれません。しかし、冷やすと血行が悪くなり、症状がさらに悪化してしまう可能性があります。また、蒸しタオルを当てたり、入浴をしたりして患部を温めると症状が和らぐ場合があります。温め方については、症状や時期によって異なるため、医師の指示に従いましょう。
なお、先述のとおり、市販のかゆみ止めは効果が期待できないため、自己判断で処置をするのは避けましょう。医療機関を受診して、適切な治療を受けることが大切です。
眠れないほどのかゆみに対して病院ではどのような治療をしますか?
一般的には、帯状疱疹の治療を行ううちに、かゆみの症状も軽減していきます。
病院では主に対症療法が行われます。具体的には、抗ヒスタミン薬(塩酸エピナスチン)の内服が症状を和らげたという報告がありますが、効果には個人差があります。
なお、帯状疱疹後掻痒の治療法は確立されていないのが現状です。強いかゆみを予防するためには、発症前の予防接種や早期の抗ウイルス薬による治療が重要です。
参照:『帯状疱疹によるそう痒と塩酸エピナスチンの治療効果』(西日本皮膚科68巻2号)
編集部まとめ

帯状疱疹のかゆみは、神経の炎症が原因で起こる症状です。かゆみは、発疹がでる前から現れることもあれば、皮疹が治った後も後遺症として続く場合があります。
身体の片側だけのかゆみや、ヒリヒリとした痛みが続いて帯状疱疹が疑われる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。早期に適切な治療を開始すれば、症状の軽減や早期の回復が期待できます。
参考文献
『帯状疱疹の症状は?』(公益社団法人日本皮膚科学会)
『病気を知る帯状疱疹』(慶應義塾大学病院KOMPAS)
『Q2単純疱疹とはどういう病気ですか?』(公益社団法人日本皮膚科学会)
『Q3単純疱疹の好発部位はありますか?』(公益社団法人日本皮膚科学会)
『接触皮膚炎Q&A』(一般社団法人日本アレルギー学会)
『帯状疱疹によるそう痒と塩酸エピナスチンの治療効果』(西日本皮膚科68巻2号)

