女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)。6日に放送される第110回の見どころを解説する。
朝ドラ「ばけばけ」第110回(3月6日放送予定)ポイント
・トキ、出産の日を迎える
・トキとレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の子供に松野家の面々デレデレ
・書生の正木清一(日高由起刀)が気づく「重要なこと」
朝ドラ「ばけばけ」第22週「アタラシ、ノ、ジンセイ。」(第106〜110回)ストーリー展開(ネタバレあり)
夫のヘブンを支えたいトキは、英語の勉強に励んでいた。一方、ヘブンのもとには元恋人のイライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)から、好条件でのフィリピン滞在記の執筆依頼が届いていた。ヘブンは「1人なら、すぐにでも…」とつぶやき、家族も連れて行く考えで返事を書くが、学習が捗らないトキに勉強の中止を告げた。勤務先の学校では、同僚のロバート・ミラー(ジョー・トレメイン)が、渡航するなら家族は置いていくべきだと助言した。
そんなある日、トキはロバート宅を訪ね、妻のラン(蓮沸美沙子)から、ヘブンがフィリピン行きを計画していることを聞かされる。西洋人の夫は最後は1人で去るものと告げられ、激しく取り乱すトキ。その帰り道にまた具合が悪くなり、立ち寄った病院で医師から妊娠を告げられた。トキは喜びを噛みしめるが、同時に今後の不安が胸をよぎる。
帰宅したトキの様子から母のフミ(池脇千鶴)は「おめでた」を確信。トキも妊娠を認め、「赤子を、授かりました」と報告した。家族たちはヘブンの喜ぶ姿を想像するが、トキは「ヘブンさんには、まだ言わんでおこう思って」と制し、不思議がる家族に、ヘブンが滞在記を書くため、1人でフィリピンへ行くかもしれないことを伝えた。父の司之介(岡部たかし)は子供の誕生を理由に引き止めるよう持ちかけるが、トキは「だけん言えんの!」と遮り、「ヘブンさん、書く人になりたい人だけん。だけん、それを私は、止めることはできん」と吐露した。トキは、夢を叶えさせてあげたい思いと、共に暮らしたい願いの間で揺れた。
ヘブンも1人で行く決心がつかずロバートに相談。そこへランが現れ、トキがフィリピン滞在記のことを知っていると打ち明けた。ランは、ロバートからこの話を聞いており、トキも知っているものと思って話してしまっていた。ヘブンは、トキが自分の決断を待っていることを知り、ランならどうするかを聞いた。ランは、自分なら夫の思いを尊重すると言った。
トキは、ヘブンが書いた「日本滞在記」を見ながら、毎日、机に向かっていたころのヘブンを思い出し、引き留めないことを決断。そのタイミングでヘブンから散歩に誘われた。トキは、ヘブンが渡比の話をすると覚悟を決め、「ええですよ」と受け入れた。
ヘブンは街が一望できる丘にトキを連れ出し、まず、ずっと黙っていたことを謝罪し、フィリピン行きの件について切り出した。「ワタシ…キメル、シマシタ。ワタシ…ニホン…」と言ったところで、トキの呼吸が浅くなり、膝から崩れてしまう。心配するヘブンはトキをおぶって無理矢理、病院へ連れて行こうとした。トキは慌てて止め、病院には行ったと伝え、「病では…ありません」と続けた。ヘブンは「ヤマイナイ? ドウイウコト?」と困惑するが、すぐにピンときて「Baby? アカンボウ?」と確認した。トキが小さくうなずくと、ヘブンはうれしさを爆発させてトキをおぶったまま興奮して走り出した。「ウォー! ヤッタ! ヤッタ!!」と絶叫し、「俺とおトキさんの子だ!」などと英語で叫んだ。そして、妊娠を言いだせなかったトキの思いを察し、「イカナイ。フィリピン…イカナイ。ニホン…イマス、ズット…イマス。ワタシ…パパサン、アナタ…ママサン。コドモ…カゾク。ズット、二ホン、クラス、シマショ」と言った。「I want to be with you」。それはトキが唯一流暢に話せるフレーズ。トキも「アエウォントゥービーウィジュー」と返し、ヘブンに抱きついた。ヘブンは早く帰って、司之介とフミに知らせようと声を弾ませたが、トキは「ごめんなさい。知っちょります」。ヘブンは上機嫌で「ワタシ、サイゴノヒト。アンビリーバボー」と笑った。
朝ドラ「ばけばけ」第110回 見どころ
あっという間に半年が過ぎ、トキは出産の日を迎える。ヘブンや司之介、書生の錦織丈(杉田雷麟)、正木清一(日高由起刀)は、無事の出産を祈り、家の柱に向かう。フミ、女中のクマ(夏目透羽)、産婆(原ふき子)が見守るなか、ついに、トキとヘブンの子供が産まれる。かわいらしい2人の子供に、デレデレになる松野家一同。そんななか、正木があることに気づく。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

