脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「また目が覚めた…」夜中に2回以上起きる人が見逃している重大リスクとは

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睡眠障害の治療法

睡眠障害の治療は、原因や症状のタイプに応じて選択されます。非薬物療法と薬物療法を組み合わせることで、症状の改善が期待できます。

非薬物療法:認知行動療法と生活指導

不眠症に対する認知行動療法(CBT-I)は、睡眠に関する誤った認識を修正し、適切な睡眠習慣を身につける治療法です。例えば、「8時間眠らなければならない」という考えを柔軟にし、個人に必要な睡眠時間を見つけることを目指します。
睡眠制限法は、CBT-Iの重要な要素の一つです。あえて就床時間を制限することで睡眠効率を高め、深い眠りを得やすくする方法です。初期は多少の睡眠不足を感じることがありますが、徐々に睡眠の質が向上し、中途覚醒が減少することが期待されます。
刺激制御法も効果的な技法です。寝室を睡眠以外の活動(テレビ視聴、仕事など)に使わないことで、寝室と睡眠を強く結びつけます。また、眠くないときにはベッドに入らない、15分経っても眠れなければ一度起きるといったルールを守ることで、不眠への不安を軽減します。

薬物療法の種類と注意点

睡眠薬は、症状の重症度や原因に応じて処方されます。現在主流となっているのは、ベンゾジアゼピン受容体作動薬とメラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬です。それぞれ作用機序が異なり、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒など、症状に応じて使い分けられます。
現在は依存性の少ない新しいタイプの薬(オレキシン受容体拮抗薬など)が第一選択として使われることが増えています。依存性を過度に怖がらず、医師と相談することが大切です。
メラトニン受容体作動薬は、体内時計を調整する作用があり、概日リズムの乱れによる不眠に適しています。依存性が低く、安全性が高いとされていますが、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。
オレキシン受容体拮抗薬は、覚醒を維持する物質の働きを抑えることで眠りを促します。中途覚醒を減らす効果が期待でき、依存性も低いとされています。ただし、翌朝への眠気の持ち越しに注意が必要な場合があるでしょう。

睡眠障害の特定原因に対する専門治療

睡眠障害の中には、特定の疾患が原因となっているものがあり、それぞれに適した治療法が確立されています。原因疾患を治療することで、睡眠の質が大きく改善される可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群の治療

睡眠時無呼吸症候群の第一選択治療は、CPAP(持続陽圧呼吸療法)です。就寝時に鼻マスクを装着し、一定の圧力をかけた空気を送り込むことで、気道の閉塞を防ぎます。使用開始後、日中の眠気の改善を実感する方も少なくありません。
CPAPは保険適用の治療であり、月々の負担は数千円程度です。ただし、マスクの違和感や鼻の乾燥などの副作用が生じることがあるため、医師や臨床工学技士と相談しながら、マスクの種類や圧力設定を調整することが大切です。
軽症の場合や、CPAPが使用できない場合には、口腔内装置(マウスピース)が選択されることもあります。下顎を前方に固定することで気道を広げる装置で、歯科医師が製作します。また、肥満が原因の場合は、減量により症状が改善することもあるでしょう。

むずむず脚症候群とほかの睡眠関連疾患の治療

むずむず脚症候群の治療は、まず鉄欠乏の有無を確認し、必要に応じて鉄剤を補充します。鉄分が正常範囲でも症状が続く場合は、ドパミン作動薬などの薬物療法が検討されます。これらの薬は脳内のドパミン系に働きかけ、不快感を軽減します。
周期性四肢運動障害は、睡眠中に手足が無意識に動く疾患で、本人は自覚がないことも多いですが、睡眠の質を大きく低下させます。治療法はむずむず脚症候群と類似しており、薬物療法が中心となります。
ナルコレプシーは、日中に突然強い眠気に襲われ、居眠りをしてしまう疾患です。情動脱力発作(笑ったり驚いたりしたときに全身の力が抜ける)を伴うこともあります。治療には、覚醒を促す薬や夜間の睡眠の質を改善する薬が用いられます。規則正しい生活リズムと計画的な仮眠も重要な管理方法です。

配信元: Medical DOC

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