女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)第23週「ゴブサタ、ニシコオリサン。」(第111~115回、9日から)の予告が6日、放送された。副題通り、次週、錦織友一(吉沢亮)が再登場する展開に多くの視聴者が歓喜している。視聴者の間で「錦織さん」の愛称で親しまれ、夫レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の“相棒”として「松江編」を盛り上げた錦織が、4週ぶりに姿を見せる。あわせて庄田多吉(濱正悟)や野津サワ(円井わん)、雨清水タエ(北川景子)・三之丞(板垣李光人)親子の登場も期待され、残り3週、物語が大きな山場を迎える。
朝ドラ「ばけばけ」第22週「アタラシ、ノ、ジンセイ。」(第106〜110回)ストーリー展開(ネタバレあり)
夫のヘブンを支えようと英語の勉強に励むトキだったが、そのレベルはなかなか上達しない。そんななか、ヘブンのもとに元恋人のイライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)から、好条件でのフィリピン滞在記の執筆依頼が届く。ヘブンは「1人なら、すぐにでも…」とつぶやきつつ、家族も連れて行く考えで返事を執筆。相談した同僚のロバート・ミラー(ジョー・トレメイン)は、渡航するなら家族は置いていくべきだと助言した。
ある日、トキはロバートの妻、ラン(蓮沸美沙子)からヘブンのフィリピン行き計画を聞かされる。西洋人の夫は最後は1人で去るものと告げられ激しく取り乱すトキだが、その帰り道に気分が悪くなり、病院で妊娠を告げられた。母のフミ(池脇千鶴)はその素振りから「おめでた」に気づき、トキも赤子を授かったと報告。家族は歓喜し、喜ぶヘブンの姿を思い浮かべたが、トキは彼にはまだ言わないよう頼んだ。不思議がる家族に、ヘブンが執筆のため1人で渡比する可能性を伝えるトキ。父の司之介(岡部たかし)が子供を理由に引き止めるよう持ちかけても、トキは、書く人になりたいヘブンの夢を止めることはできないと涙ながらに訴えた。
ヘブンも1人で行く決心がつかなかった。そんななか、ランから、すでにトキがフィリピン行きの計画を知っていると打ち明けられる。ヘブンはトキが自分の決断を待っていると悟り、一方のトキもヘブンの夢を尊重して引き留めない覚悟を決めた。
ヘブンはトキを散歩に誘い、黙っていたことを謝罪してフィリピン行きの件を切り出した。その途中、トキが倒れたことで、ヘブンは病院へと連れていこうとした。トキは病院へはもう行き、病気でもないことを説明。その雰囲気からトキの妊娠を確信したヘブンは喜びを爆発させ、フィリピンへは行かず、産まれてくる子の「パパサン」として日本で家族と暮らすことを宣言した。トキの唯一話せるフレーズ「I want to be with you」と伝えるヘブン。トキも同じ言葉を返し、彼に抱きついた。
半年後、ヘブンがお百度参りでトキの安産を祈願するなか、トキはフミと産婆のムツ(原ふき子)に付き添われ、必死に耐えていた。司之介たちは落ち着こうと、黙々と「てっぽう」に励む。ヘブンがお百度参りから帰宅してすぐに、「おぎゃー!!」という元気な産声が聞こえた。ヘブンは、トキと間違えてムツを抱きしめるほど感動。大仕事を終えたトキを「トキサン、スバラシ」と労った。フミは「男の子ですよ」と言ってヘブンに赤子を抱かせた。ヘブンは感動しきりで「Oh~」という単語しか出てこなかった。
トキとヘブン、子供が3人並んで眠るなか、司之介たちは居間で、子供の国籍や名前について話した。司之介は、松江にいるトキの祖父、勘右衛門(小日向文世)や遠戚の雨清水家の家族にも報告すると意気込む。すると書生の正木清一(日高由起刀)がヘブンの国籍について触れた。「同じ戸籍に入らないと、先生とおトキさんと3人、家族にはなれないのではないかと、ふと…」。ヘブンとトキは杵築の大社で通訳の錦織友一(吉沢亮)に見守られて夫婦になっただけで、ヘブンは松野家の戸籍には入っていなかった。この会話をヘブンが聞いていた。
その後、ヘブンは車夫の永見剣造(大西信満)に「クビ」を宣告。恩給と書いた分厚い封書を渡し、松江で妻子と暮らすよう伝えた。永見はその気遣いに感謝した。
ある晩、ヘブンはトキに「シッカリ、ケッコン、シマセンカ?」と語り掛けた。トキはその意味が分からない。「ワレワレ、オナジ、コセキ、ナイ」と切り出したヘブンは、「フタリ、オヤ、デ、ナレナイ」と強調。そのうえで「シッカリ、ケッコン、シマセンカ? カゾク…ナリマセンカ?」と持ちかけた。トキは、その気持ちがうれしいが、「ですが…、(ヘブンは)イギリス人、(自分は)日本人。同じ戸籍、入れるんでしょうか?」と首をかしげる。2人は「ワカラナイ…」と今後に不安を募らせた。
「ばけばけ」第23週「ゴブサタ、ニシコオリサン。」(第111~115回)の予告は、錦織と思われる人物を訪ね、ヘブンが「ゴブサタ…ニシコリサン」と頭を下げる場面からスタート。相手は「ご無沙汰しております」と返すのみで、うれしそうなヘブンとのギャップを感じさせた。次週、トキとヘブンの「戸籍」をめぐってヘブンたちが松江を訪れ、そこで懐かしい面々と再会するようだ。ヘブンたちを見送らず、喀血していた錦織の「今」、松江中の校長になった庄田多吉(濱正悟)とトキの幼なじみ、野津サワ(円井わん)の「関係」、トキを産んだ雨清水タエ(北川景子)とその息子の三之丞(板垣李光人)の「現状」など、視聴者が気になっていた数々が「回収」されるようだ。SNSには
「また予告だけで私たちの心をざわめかせる錦織さん…」
「みんな待ってた錦織さんカムバック」
「ニシコーリさんの予告だけでご飯三杯くらい行けそう」
「サブタイトルに名前が入るとその週に高確率で亡くなる説」
「シルエットだけでも声が弱々しくて既に苦しい」
「来週はつらい展開?」
「来週は松江に行くんかな? 予告の錦織さんが不穏すぎる。庄田さん、おサワ、おタエ、三之丞も出てきそう!」
といった声が寄せられている。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

