俳優の仲野太賀が主人公の豊臣秀長を演じるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合ほか)。15日に放送される第10回の見どころを解説する。
大河「豊臣兄弟!」第10回「信長上洛」(3月15日放送予定)ポイント
明智光秀(要潤)、上洛して足利義昭(尾上右近)を将軍に擁立してほしいと織田信長(小栗旬)に依頼
信長の妹の市(宮﨑あおい)と浅井長政(中島歩)が政略結婚
嫁ぐ前、市が木下小一郎長秀(仲野太賀)に頼むこと
「豊臣兄弟!」とは?
天下人となるのちの豊臣秀吉(藤吉郎)を補佐役として支えた弟の小一郎の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。
大河「豊臣兄弟!」第9回(3月8日放送)ストーリー展開(ネタバレあり)
許嫁の直(白石聖)が他界して10日が経った。小一郎は気丈に仕事に励み周囲を驚かせるが、何かしていないと立っていられない弟の胸中を察する藤吉郎秀吉(池松壮亮)は、無理難題を押し付けて気を紛らわせてやることしかできないと心を痛めていた。
小一郎と藤吉郎は、斎藤龍興(濱田龍臣)に仕える天才軍師、竹中半兵衛(菅田将暉)の調略を命じられる。蜂須賀正勝(高橋努)とともに猟師姿で美濃へ潜入した2人は、半兵衛の庵に到着。自身を戦術以外に能がない半端者と卑下する半兵衛に、小一郎は織田方への寝返りを持ちかけた。半兵衛は返事を保留し、重臣の安藤守就(田中哲司)が来るため早く逃げるよう助言する。入れ替わりに現れた守就に対し、半兵衛は小一郎たちの訪問を伏せた。一方、稲葉山城での評定にて織田の動きを察知した龍興は、守就に半兵衛の殺害を命じる。
小一郎たちは菩提山城で2度目の説得を試みるが、半兵衛は「三顧の礼」の逸話を引用し、またも回答を先送りした。山を下った3人は守就の家臣に捕らえられ、北方城で稲葉良通(嶋尾康史)、氏家直元(河内大和)ら美濃三人衆と対面。龍興に不満を抱く守就は、以前小一郎が放った「信長なら面白い世をつくれるが、龍興にそれができるのか」という問いが胸に刺さったと述べ、信長に仕えたいと申し出た。一同は再度菩提山城へ向かうが、そこに半兵衛の姿はなかった。
信長は大軍で稲葉山城を包囲し、火矢を放つ。裏切りに遭い自暴自棄となる龍興の前に半兵衛が現れ、朝倉ら大名に援軍を頼んだので籠城を続けるべきだと進言。煙幕で織田軍を撃退した。そんななか、龍興が密かに脱出しようとすると、藪の中から小一郎たちが姿を現した。菩提山城の構造から推測して見つけ出した抜け道を通って無傷で城内にたどり着いた兄弟は改めて半兵衛にひざまずき、頭を下げる。半兵衛は、真に強いと思える相手とは味方になるより戦ってみたかったと残念がりつつ、「これよりは、織田家のために尽くしまする」と約束した。
美濃が信長の支配下となり、半兵衛も調略して大きな手柄を挙げた小一郎だったが、直の墓前で、たくさん褒美をもらってもお前がいないのならどうでもいい、少し休みたいと弱音を吐いた。そこに直の父、坂井喜左衛門(大倉孝二)が現れ、娘との賭けについて明かした。直は、小一郎がいつか無駄な殺生を避け、話し合いで皆が満足する道を開く夢に500文を賭けていたという。「あやつも見る目がなかった」と嘆く喜左衛門に、小一郎は「まだ終わっておりませぬ。その賭け、必ずや直に勝たせてみせまする!」と涙ながらに宣言した。
永禄10(1567)年9月。稲葉山城に移った信長は、地名を岐阜と改めた。城の天守から、長良川沿いの城下町を見下ろし、心の中で「お前の見たかった世をつくってみせる」と直に誓う小一郎。その傍らに直の幻影が現れ、「わたしすごいな。小一郎ならきっとそういうと思った」と笑った。その笑顔が小一郎を鼓舞した。
大河「豊臣兄弟!」第10回見どころ
信長はついに美濃を攻略、半兵衛は藤吉郎の家臣となる。
そんななか、義昭の使いとして、光秀が信長を訪ねてくる。前の将軍を亡き者にした三好一族を討ち、上洛して義昭を将軍に擁立してほしいという。
申し出を承諾した信長は、上洛の妨げとなる浅井に妹の市(宮﨑あおい)を嫁がせ、和平を結ぶことに。市は嫁ぐ前に、あることを小一郎に頼む。

