(WBC1次リーグC組、日本-オーストラリア、8日、東京D)4番の一振りで、悪い流れを断ち切った。4番・吉田正尚(32)=レッドソックス=が、1点ビハインドの七回2死一塁で右翼席へ飛び込む逆転2点本塁打を放ち、試合をひっくり返した。
この日は、天皇、皇后両陛下、長女の敬宮愛子さまが東京ドームの貴賓席で観戦。天覧試合となったが、侍ジャパンはオーストラリア投手陣を攻めあぐんだ。六回には送球エラーの間にオーストラリアにリードを許した。そんな苦しいムードの中で吉田が一発を放つと、東京ドームに駆けつけたファンからは大歓声が上がった。
試合前の会見で吉田は、天覧試合について「日本国民としてすばらしい一日。必死にプレーしたい」と語っていた。その言葉通り、自らのバットで体現した。

