リスクを回避するために知っておくべき飼い主のマナー

恐怖心は理性ではコントロールできません
他の人や犬とすれ違ったり接したりするシーンでは、「相手は犬が苦手だ」と考えるようにしましょう。犬には必ずリードを装着し、短く持って自分の横につけて歩きます。エレベーターなどの狭い空間では、抱き抱えるかカートに乗せることが望ましいです。
また、飼い主さんは愛犬の恐怖心にも配慮が必要です。愛犬が苦手とするような刺激は、できるだけ回避しましょう。回避できない刺激は、愛犬に慣れさせたり注意を自分に引き付けて恐怖の対象から気を逸らせるといった対処が必要です。
基本のしつけが大前提
周囲の人へのマナーとして、愛犬に「オスワリ」「フセ」「マテ」「コイ」などの指示に従えるようにしつけておく必要があります。この基本のしつけで、興奮したりパニック状態になったりした犬を落ち着かせ、飛びかかったり唸ったり咬みついたりする行動を抑止させられるようになり、愛犬自身の安全を守ることもできます。
排泄物の処理は最低限のマナー
散歩中の道路や公園での排泄物の処理(おしっこはきれいに洗い流し、うんちはすべて持ち帰る)は、最低限のマナーです。また、私有地(門や塀)や集合住宅での共用部分では、「排泄させない」ことが基本です。
室内での排泄習慣と合わせて、できれば、飼い主さんの号令で排泄を促すトレーニングにも挑戦してみましょう。
誠意を見せる姿勢
どんなに配慮をしても、万が一の事態は起こりうるものです。飼い主さんが積極的に近隣との付き合いを行い、良好な人間関係を築くことや、普段から挨拶や声掛けにより飼い主としての誠意を示すことも、トラブルを必要以上に大きくさせない予防になるでしょう。
まとめ

犬が原因となるトラブルの多くは、鳴き声による騒音問題、排泄物の不始末や抜け毛の飛散による衛生問題、咬傷事故です。恐怖や不快感を与える、アレルギーを発症させる、相手を傷つけるなど被害レベルはさまざまですが、その根底には「ルール違反」と「基本のしつけ不足」のあることが多いようです。
まずは「犬が怖い」と感じる人が大勢いることを意識し、周囲への配慮を欠かさないことが大切です。そうすれば、自然と愛犬へのしつけやルールの遵守にも力が入ることでしょう。愛犬家の常識は、世間の常識ではありません。飼い主さんの行動で、愛犬と愛犬家の社会的地位を向上させていきましょう。

