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「女性の人権を蔑ろにした行為」“性加害”の漫画家を別名義で再起用、小学館が被害女性に謝罪

「女性の人権を蔑ろにした行為」“性加害”の漫画家を別名義で再起用、小学館が被害女性に謝罪

小学館が運営する漫画アプリ「マンガワン」で連載していた漫画家が児童ポルノ禁止法違反の罪で罰金刑を受けた後もペンネームを変えて別の漫画の原作者として再起用されていた問題をめぐり、小学館は3月9日、「女性の人権を蔑ろにした行為だった」などとする声明を発表した。

●「第一に被害女性の心情を慮るべきだった」

声明では、「マンガワン」で『堕天作戦』を連載していた山本章一氏からの性被害を受けた女性が、事件後にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症し、現在も苦しみの中にあると説明。これまでの同社の対応について、次のように不備を認めた。

「本来であれば、まず第一に被害に遭われた女性の心情を慮らなければならなかった事態にもかかわらず、全くなされておりませんでした」

さらに、山本氏を別のペンネームで再び起用したことについて、「女性の人権を蔑ろにした行為であり、会社としての管理監督責任を痛切に感じております」とした。

また、この判断は現場の独断にとどまらず、会社全体のチェック体制に重大な欠陥があったとの認識を示した。

●「次なる被害者を生み出してはいけない」被害女性の思い

声明によると、3月5日、同社の取締役らが被害女性の代理人をつとめる弁護士の法律事務所を訪れ、謝罪。電話を通じて、女性本人にも「万謝の意」を表したという。

その際、「山本氏を別のペンネームに変更して新連載の原作者として起用したこと」「会社の管理監督体制に問題があったこと」について、直接謝罪したとしている。

また、代理人の弁護士を通じて、被害女性が「次なる被害者を生み出してはいけない」と強く願っているとの思いを受け取ったと説明した。

小学館が公表した声明の全文は次のとおり。

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