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「インフルエンザ脳症」を発症するとどんな「異常行動」が現れることがある?【医師監修】

「インフルエンザ脳症」を発症するとどんな「異常行動」が現れることがある?【医師監修】

インフルエンザ脳症を予防するためにできること

インフルエンザ脳症を予防するためにできること

インフルエンザ脳症を予防することはできますか?

インフルエンザ脳症を完全に防ぐ方法はまだわかっていませんが、リスクを減らすためにできることはいくつかあります。まず、重要なのは毎年のインフルエンザワクチン接種です。ワクチンはインフルエンザそのものの発症や重症化を抑える効果があり、結果としてインフルエンザ脳症の発症リスクを下げることが期待されています。特に乳幼児や基礎疾患のある子ども、家族にハイリスクの方がいる場合は積極的な接種が推奨されます。

また、インフルエンザにかからないようにする一般的な対策(手洗い・アルコール消毒、マスク着用、人混みを避ける、適切な室温と湿度の維持)も、間接的に脳症予防につながります。いったんインフルエンザにかかった場合は、発熱後2〜3日間は重症化しやすい時期のため、こまめに様子を観察し、異常行動や意識の変化がないかを注意深く見守ることが大切です。

参照:
『Q57:インフルエンザ脳症はどうしたら予防できますか? 』( 一般社団法人 日本小児神経学会)
『インフルエンザ脳症の診療戦略』(日本医療研究開発機構研究費)

インフルエンザを発症した後にインフルエンザ脳症を防ぐ方法はありますか?

インフルエンザを発症した後に、インフルエンザ脳症を完全に防ぐ方法は残念ながらありませんが、重症化リスクを下げるためにできることはいくつかあります。まず大切なのは、発熱後、特に1〜2日間は重い合併症が出やすい時期とされるため、子どもの様子をこまめに観察し、意識の状態や言動の変化に注意して見守ることです。 「いつもと違う」「呼びかけに反応が弱い」「意味不明なことをいう」「急に走り出す・外へ出ようとする」などがあれば、早めに医療機関へ相談・受診し、必要な検査や治療を受けることが重要です。早期に異常に気付き、速やかに受診して治療を受けることも、重症化を防ぐうえで重要な広い意味での予防です。

参照:『令和5年度インフルエンザ Q&A』(厚生労働省)

編集部まとめ

編集部まとめ

インフルエンザ脳症は、インフルエンザに伴って起こる重い急性脳症で、いつもとまったく違う言動や危険な行動がみられることが特徴です。意味不明な発言を繰り返す、呼びかけにかみ合わない返事をする、誰もいないものを「見える」「いる」と訴えておびえるなどの異常な発言に加え、急に走り出す、外へ飛び出そうとする、窓やベランダによじ登ろうとするなどの行動には特に注意が必要です。また、異常行動が続く、何度も繰り返す、視線が合わない・反応が乏しい、けいれんやぐったり感、呼吸が苦しそう・顔色が悪い場合は緊急受診のサインです。発熱後2日間はリスクが高いため、子どもを一人にせず、安全性の確保と早めの相談・受診を心がけてください。

参考文献

『インフルエンザ脳症ガイドライン 【改訂版】』(厚生労働省)

『インフルエンザ罹患時の異常言動に関する 臨床的検討』(小児感染免疫)

『インフルエンザ脳症について』(荒尾市立有明医療センター)

『インフルエンザ』(徳島県医師会の小児科相談)

『神経系疾患分野|重症・難治性急性脳症(平成22年度)』(難病情報センター)

『インフルエンザの臨床経過中に発生する脳炎・脳症の疫学及び病態に関する研究(総括研究報告書)』 (厚生労働科学研究成果データベース)

『発熱したお子さんを見守るポイント』(日本小児学会)

『Q57:インフルエンザ脳症はどうしたら予防できますか? 』( 一般社団法人 日本小児神経学会)

『インフルエンザ脳症の診療戦略』(日本医療研究開発機構研究費)

『令和5年度インフルエンザ Q&A』(厚生労働省)

配信元: Medical DOC

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