(WBC1次リーグC組、日本9-0チェコ、10日、東京D)侍ジャパンの村上宗隆内野手(26)=ホワイトソックス=が八回に満塁本塁打を放ち、準々決勝へ向けて最高の結果を残した。
村上は、2023年の前回大会でも不振にあえいだ。打順も1次リーグは4番を任されたが、準々決勝からは5番に降格。そして迎えた準決勝では九回に無死一、二塁で打席に入った村上は、中堅手の頭上を越える打球を放つと、大谷翔平投手(31)=当時エンゼルス、現ドジャース=、周東佑京外野手(30)=ソフトバンク=が一気に生還して、サヨナラ勝ちした。
今大会も3試合を終わって安打はわずか2本と結果を残せずにいた。大会中にはベンチで大谷にフォームをチェックされるシーンもSNSで話題となっていた。しかしこの日も4打席を終え、4打数無安打2三振と苦戦。迎えた八回二死満塁。打席に入った村上は、4球目を強振し、中越えへ叩き込んだ。村上が確信したように歩き出すと、スタンドのファンから大歓声が起きた。
試合後には、準々決勝が行われる米・マイアミへ出発。大会が終われば、新天地のホワイトソックスに合流するため、当面の間、日本で直接プレーを観戦できる機会は少なくなる。村上らしい一発でファンへ”惜別”した若き大砲は、マイアミでの決戦に向けて、準備は整った。

