今回は、筆者の知人A子さんのエピソードをご紹介します。
A子さんは、娘さんの幼稚園の謝恩会のために、卒園ムービーを制作することになりました。しかし謝恩会当日、卒園ムービーを見た他のママから信じられないことを言われてしまったのです──。
卒園ムービーを制作
娘の幼稚園の謝恩会での出来事です。私は卒園ムービーを制作する係でした。動画を制作するのは初めてでしたが、保護者の中で経験者ががおらず、「少しでもお役に立てれば」という一心で、慣れない編集ソフトと格闘する日々が始まりました。
子どもたちの3年間の成長記録をどう繋げれば感動してもらえるか、園への感謝をどう伝えようか……。家事と仕事の合間を縫い、時には夜遅くまでパソコンの画面と向き合って、ようやく1本のムービーを作り上げました。
ママさんの発言
迎えた謝恩会当日、なんとか完成させた卒園ムービーが上映された後、ママさん同士で雑談していました。すると、あるママさんが「卒園ムービー、うちのパパにお願いしても良かったなー」と笑いながら言うのです。
なんでも、その方の旦那さんは映像系のお仕事をしていて、動画制作はプロなんだとか。「まぁ、さっきのも手作り感があって良かったけどね」という、悪気がないようにも取れる、でもどこか比較するような言い方に、私は言葉を失ってしまいました。
悪気はないのかもしれない、けれど、明らかに自分の夫のプロの技と比較し、私を格下に見るような言い方。係を決める場で誰も手を挙げなかったために引き受けた私が、初心者なりに時間を削って取り組んできたことへの配慮が、その言葉からは微塵も感じられませんでした。

