女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)。12日に放送される第114回の見どころを解説する。
「ばけばけ」第114回(3月12日放送予定)のポイント
・島根県知事の江藤安宗(佐野史郎)レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の頼み一蹴
・トキ、錦織友一(吉沢亮)に協力仰ぐが、錦織も拒否
・祖父の勘右衛門(小日向文世)、日本人になるヘブンの名前を考案
朝ドラ「ばけばけ」第23週「ゴブサタ、ニシコオリサン。」(第111〜115回)ストーリー展開(ネタバレあり)
長男の勘太を溺愛するヘブンは、トキと夫婦になるため、熊本市役所で戸籍について相談した。日本人になる道を選べば外国人としての特権を失うことなどを教わるが、ヘブンは自身の幸せを考えた。そして元恋人のイライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)への手紙に、家族の幸せを守るためフィリピン行きを断念し、物書きとしての自分が死んだと綴り、家族に日本人になることを宣言した。
松江にいるヘブンの元通訳、錦織友一(吉沢亮)のもとに、熊本のヘブン宅で書生をする弟の丈(杉田雷麟)から手紙が届いた。ヘブン一家が戸籍手続きのため松江へ向かうという内容だったが、受け取った錦織の表情はどこか虚ろだった。
松江市役所を訪ねたトキとヘブンは、入籍に2つの障壁があることを知る。1つは松野家の戸籍にトキの前夫、銀二郎(寛一郎)が残っているため、現状ではヘブンが松野家に入ることはできないこと。担当者はトキが産まれた雨清水家の籍に戻り、そこにヘブンが入籍する案を出した。もう1つの問題は、外国人帰化に前例がないため、島根県知事の江藤安宗(佐野史郎)の許可が必要な点。担当者によると、江藤は、島根を捨てた者に許可は出せないと拒んでいるという。
トキは江藤の説得を頼むため、松江中の校長となった庄田多吉(濱正悟)の家を訪ねた。そこで幼なじみの野津サワ(円井わん)と庄田が結婚していたことを知る。トキは事情を話し協力を仰ぐが、庄田は「下手に刃向かったら、校長の職を失いかねないよ」と断った。ヘブンも錦織のもとを訪問するが、やせ細った錦織の表情も固く、喜びは一切なかった。ヘブンは錦織に、江藤を説得してほしいと頼むが、錦織は「お気持ちは分かりますが、知事からの信頼が、今の私にはないのです…」と述べ、静かに頭を下げた。ヘブンは、自分が熊本にいったからかと確認するが、錦織も何がキッカケかはわからないが、とにかく力にはなれないと言った。
トキとヘブン、両親の司之介(岡部たかし)とフミ(池脇千鶴)は花田旅館でそれぞれ報告をしあった。ヘブンは江藤に直談判するという。すると司之介とフミが、勘太を連れてトキを産んだ雨清水タエ(北川景子)と会い、事情を話したことを明かした。タエは、トキとヘブンと勘太が雨清水家に入ることを快く承諾してくれたという。司之介とフミは勝手なことをしたと謝るが、トキは「私、雨清水トキになるんだ」と言って笑い出した。「私、丑三つ時〜! 雨清水トキ〜!」。トキは、名前が「松野トキ」ではなくなるが、松野でも雨清水でも、司之介とフミが親であることは変わらないと強調した。タエと三之丞(板垣李光人)親子も、これまで「雨清水」という家に縛られて苦しんだこともあったが、雨清水という家を残し、こういった形でトキの役に立ててよかったと安堵した。
ある日、松江中に登校してきた錦織に庄田が話かけた。錦織は具合が悪そうだったが、ヘブンが松江を去った後、資格を取って英語教師を続けていた。2人はヘブンが松江に来ていて、江藤の説得を頼まれたことを話した。
「ばけばけ」第114回 見どころ
ヘブンが日本人になる許可をもらうため、トキとヘブンが江藤のもとを訪れるが、江藤は取り付く島もなく2人を一蹴する。トキは、錦織に協力を頼もうと同中を訪れ、そこでサワと再会するが、やはり、錦織にも断られてしまう。失意のなか、トキとヘブンのもとに祖父の勘右衛門(小日向文世)が訪ねてくる。日本人になるヘブンに、勘右衛門は名前を考えてきたと告げる。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

