北海道にある私立高校に通っていた元生徒の女性が、同校の講師だった男性から在学中に性被害を受けたと訴えている問題で、2人が在籍していた北海道芸術高等学校は、公式ホームページで声明を公表。元講師に対して損害賠償を請求する予定であることを明らかにした。
●「教育機関としての道義的責任を重く受け止め」
同校は3月9日付の声明で「司法手続におきまして、本校の使用者責任は認められないとの判断が示されておりますが、元講師による不法行為が裁判所において認定された事実を、教育機関としての道義的責任を極めて重く受け止めております」とコメントした。
原告の女性については、「お詫びをさせていただきたく、先方代理人弁護士さまとの面談を 打診しておりましたが、私たちの努力不足もあり、現時点においても実現には至っておりません」と説明している。
●女性の被害事実を把握したのは「提訴後」
同校はまた、「事実と異なる情報が拡散」していると指摘。元講師については、2020年1月31日付で講師契約を解除したとしたうえで、その後の裁判の過程で「さらに重大な違反が発覚しております」と言及した。
さらに「本校が被った損害について、事実を慎重に精査し、当該講師に対し、損害賠償請求手続を進める予定です」と公表した。
また、「本校が原告女性の被害に関する事実を把握したのは、本件訴訟提起後であり、それ以前に当該事実を認識していたとの事実はございません」と説明。
一方で「しかしながら、本校として道義的責任を痛感しており、原告女性の心情を深く慮り、真摯に向き合ってまいります」としている。

