侍ジャパン、東京ラウンド突破。その歓喜の余韻が冷めぬまま、マイアミ遠征へと踏み出すことになった。第1回は、出発地・羽田空港でのひとときをつづる。
さあ、いよいよマイアミへ向けて出発だ。
今回のルートは羽田から米国のシカゴを経由し、そこからマイアミへと飛び込む。スケジュールを整理すると、シカゴ到着は現地14日の午前8時35分。そこから12時15分の便に乗り継ぎ、マイアミ着は午後4時20分を予定している。
日本対ベネズエラのプレイボールは午後9時。入国審査や移動を考えると少し慌ただしいが、シカゴでの乗り継ぎに3時間40分の余裕を持たせた。これくらいバッファがあれば、よほどのことがない限り試合開始までには球場に到着できるはずだ。
さすがはオフィシャルエアライン、JALでの嬉しい一コマ
羽田空港のJALカウンターでチェックインした際、ちょっと心温まるやり取りがあった。JALの羽田ーシカゴ便に、別途手配していたアメリカン航空のシカゴーマイアミ便の予約を紐付けしてもらった時のことだ。
私の手配内容を見たグランドスタッフの方から、「WBCを見に行かれるんですね!頑張ってください!」と笑顔で声をかけられた。さすがはオフィシャルエアライン。現場のスタッフの方々まで大会の熱気が共有されている。
ふと周りを見渡せば、侍ジャパンの帽子を被った人や応援グッズを手にしたファンが列のあちこちに並んでいる。「ああ、ここ羽田から、同じ気持ちで米国へ飛ぶ仲間がこんなにいるんだ」と、改めて実感が湧いてきた。
テレビ番組でおなじみのカレーと、驚愕の10対0コールド勝ち
出発前のひとときは、羽田のラウンジで過ごすことにした。テレビ番組の企画で、俳優の風間俊介さんや高橋真麻さんが絶賛してカレーを食べていた、まさにあの場所だ。私も例に漏れずそのカレーをいただきながら、iPadを広げて直近の試合をチェックする。
今、画面の中では韓国対ドミニカ共和国戦が行われていたのだが、結果はまさかの10対0。ドミニカ共和国がド派手なコールド勝ちを収めるという衝撃の展開だった。
ドミニカ打線の破壊力は凄まじい。さらに先発のクリストファー・サンチェス(フィリーズ)の投球には「もし対戦することになったら……」と肝を冷やした。ひとまず1次リーグを1位通過できたおかげで、この怪物たちとすぐに当たらずに済んだ。サンチェスはこの試合で規定の球数を超えたので、決勝での登板もない。「いやあ、1位通過でよかった!」と、カレーを飲み込みながら心底安堵した。
中継プラットフォームとしてのNetflixには、ネット上でいろいろな不満を漏らすユーザーも多いようだが、こうして空港の搭乗ゲートギリギリまで、途切れることなく高画質で試合を見届けられるのは、ストリーミング配信ならではの大きなメリットだと感じる。
ファイナルコールへのカウントダウン
今はiPadで「米国対カナダ」の試合を追いかけている。国際情勢と同じで、野球もまた一瞬で局面が変わるから目が離せない。
気づけば、シカゴ行きの便の搭乗時間が近づいてきた。試合の行方も気になるが、ここでファイナルコールを食らってマイアミに行けなくなっては元も子もない。
名残惜しいがiPadを閉じ、私はゲートへと向かう。次はシカゴでの乗り継ぎ、そしていよいよマイアミ上陸の様子をお伝えしたい。では、行ってくる。

