女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)。16日に放送される第116回の見どころを解説する。ドラマはこの日から第24週「カイダン、カク、シマス。」(第116〜120回、演出:泉並敬眞氏)に入る。
朝ドラ「ばけばけ」第116回(3月16日放送予定)ポイント
・錦織友一(吉沢亮)の死などから10年経過
・生活の場は東京・大久保へ、ヘブンは帝大と家を往復する日々送る
・トキ、東京で「桃源郷」のような東京の生活送る
朝ドラ「ばけばけ」第23週「ゴブサタ、ニシコオリサン。」(第111〜115回)ストーリー展開(ネタバレあり)
トキとヘブンの子供は「勘太」と名付けられた。「レフカダ」の「カダ」を取った名前で、義父の司之介(岡部たかし)は父の勘右衛門(小日向文世)の「勘」も入っていると絶賛。ヘブンは勘太を溺愛した。トキとヘブンは本当の家族になるため、熊本市役所で戸籍について相談をする。担当者の調査の結果、家族で同じ戸籍に入るには2つの方法があることが分かった。1つはトキと勘太がヘブンの戸籍に入り英国人として暮らす方法。もう1つはヘブンと勘太がトキの戸籍に入り日本人になる方法。ただし後者の場合、ヘブンは外国人としての特権を失い、海外へ出ることも難しくなる。家族は最終的な決断をヘブンに委ねた。ヘブンは悩んだ末、元恋人イライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)に手紙を書き、フィリピン行きを断念すると伝え、「物書きとしての自分は死んだ」と覚悟を示した。そして家族の前で「ワタシ…ニホンジン、ナリマス」と宣言した。
戸籍手続きのため、2人はトキの戸籍がある松江へ向かうが、そこで2つの問題が判明する。トキの戸籍にはまだ前夫の銀二郎(寛一郎)が残っており、それを外さなければヘブンは入籍できない。すると担当者は、トキが「実家」の雨清水家に戻り、そこに父子が入る案を提案した。もう1つは、外国人が日本人として戸籍に入る前例がなく、島根県知事の江藤安宗(佐野史郎)の許可が必要だったが、江藤はそれを拒んでいた。
トキは松江中の校長となった庄田多吉(濱正悟)に協力を求めるが、職を失うリスクを恐れ断られる。ヘブンも通訳を務めていた錦織を訪ねるが、錦織も江藤への働きかけを拒んだ。トキたちが状況を報告し合うなか、両親の司之介とフミ(池脇千鶴)はトキを産んだ雨清水タエ(北川景子)に会ったことを告白。そこでタエは、トキが雨清水家に戻り、ヘブンが入ることを了承したと明かした。トキは自分の名が「雨清水トキ=丑三つ時」になると笑って喜ぶ一方、姓が変わっても司之介とフミが親であることは変わらないと強調した。その後、勘右衛門が訪れ、ヘブンに「八雲」という日本名を授ける。ヘブンが大好きな古事記の和歌にちなんだ名で、ヘブンは大喜びした。
しかし翌朝、松江の風景を前にしたヘブンは何も感じ取れない自分に戸惑う。そこへ現れた錦織は、ヘブンが日本で作家としての感性を失っていると告げ、日本人になることは作家としての人生を終わらせることだと厳しく非難した。激しい言い争いの末、ヘブンは、日本人になっても書けると豪語。宿泊先に戻ると、ものすごい勢いで原稿を書き始めた。
熊本に戻っても原稿を書き続けたヘブン。やがて作品を書き上げた夫に、トキは錦織からの手紙を渡した。そこには江藤が帰化を許可し、3人が雨清水家に入れたことが記されていた。またトキは、あの時、錦織が厳しく言ったことの真意を伝えた。「たきつけたんだ。リテラリー・アシスタントとしての、最後の仕事だ。あの人は…本当に世話が焼ける」。そう話す錦織は、いつものような柔らかい表情だったという。
その後、錦織のもとにヘブンの新作「東の国から」が届いた。扉には「出雲時代の懐かしい思い出に。錦織友一へ」と献辞が書かれていた。錦織は静かに微笑み、数カ月後この世を去った。
「ばけばけ」第116回 見どころ
10 年が経ち、トキとヘブンは東京の大久保に引っ越していた。長男の勘太、次男の勲、司之介とフミとにぎやかな幸せな時間を過ごす。ヘブンは子供たちに英語を教え、授業をしに帝大と家を往復する日々。トキは、そんなヘブンを支えながら、子供たちを愛する。どこからどう見ても幸せで、まるで桃源郷のような東京の生活が進んでいく。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

