(WBC準々決勝、日5-8ベネズエラ、14日、ローンデポパーク)連覇を狙った日本代表「侍ジャパン」だったが、ベネズエラに3本塁打を含む8得点を奪われ、準決勝進出を逃した。その姿に、2009年、13年とWBCに出場したプロ野球のソフトバンクや横浜ベイスターズで活躍した内川聖一さんが涙ながらに後輩を思いやる姿に、もらい泣きするファンが多くいた。
この日、侍ジャパンは先発した山本由伸投手(27)=ドジャース=が、1-2とリードを許すと、三回に1死二塁から大谷翔平投手(31)=ドジャース=が申告敬遠となった。好機で打席に入った2番・佐藤輝明内野手(27)=阪神=が右翼線適時二塁打で同点とすると、負傷退場した鈴木誠也外野手(31)=カブス=の代わりに入った森下翔太外野手(25)=阪神=が起死回生の勝ち越し3ランを左翼席に叩き込んだ。逃げ切りをはかりたい日本だったが、中盤に2本の本塁打などで逆転され、史上初の準々決勝敗退となった。
試合後、「Netflix」の生中継にゲスト出演した内川氏は、かつて自身が敗戦した時とオーバーラップしたと明かし「私もWBCで負けた経験ありますから、自分自身が負けた時のことを思い出しました。ベンチの選手たちの顔をみたら、胸がアツくなってしまった」などと涙声で語った。そして目を赤くした内川は、今大会13打数無安打と期待された結果が残せなかった近藤健介外野手(32)=ソフトバンク=について問われると「ここにかけてきた部分があったと思いますから、グラウンドをみつめる表情というのは、なんと表現していいか分からないとうのが正直なところですね」と後輩を思いやった。
またこの日の解説をつとめた米大リーグ、ドジャースやプロ野球の広島などで活躍した黒田博樹氏も、試合終了直後にコメントを求められるとショックのあまりか、言葉が出ない場面があった。
内川氏は、13年の準決勝、プエルトリコ戦で2点を追う八回に一塁走者だったが狭殺プレーで憤死。決勝進出を逃し、自身のプレーを悔やむシーンがあった。それだけにSNSには
「悔しい気持ちが痛いほど分かったんやろな」
「内川の涙に泣けた」
「内川だからこそ分かるだろうね」
「目に涙を浮かべてたのなんかグッときた」
ともらい泣きする人が続出。また
「内川ー井端のダブルスチール失敗が脳裏に浮かんだのかな…」
「侍ジャパンで一緒に戦っていた井端と松田の背負った思いとか知ってるんだろうな」
といったコメントも散見された。

