NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合など)の第10回が15日、放送され、俳優の中島歩が演じる浅井長政が初登場。その秀麗な顔立ちでいきなり存在感を示した。中島とNHKといえば、真っ先に思い出されるのが、昨年放送された連続テレビ小説「あんぱん」の若松次郎。その「次郎さん」を彷彿させるスマートな立ち振る舞いが、早速SNSで話題になった。
「豊臣兄弟!」とは?
天下人となる豊臣秀吉(池松壮亮)を補佐役として支えた弟、秀長(仲野太賀)の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。
緊張する市(宮﨑あおい)を気遣う長政(中島歩)は「次郎さんそのもの」
長政は義に厚く知勇に優れた青年武将。織田家と同盟を結び、その証として織田信長(小栗旬)の妹である市(宮﨑あおい)を妻に迎える。茶々、初、の三姉妹をもうけ、幸せな結婚生活を送るが、足利義昭(尾上右近)を奉じて上洛を果たした信長が越前の朝倉義景(鶴見辰吾)と対立すると、朝倉方に味方して義兄の信長に反旗を翻す。
この日の放送で、岐阜城の信長のもとを明智光秀(要潤)が訪問。畿内を支配する三好一族に暗殺された将軍、足利義輝の弟、義昭を奉じて上洛し、室町幕府を再興することへの協力を要請した。信長はこれを受け入れたが、上洛には六角家と浅井家が障害となる恐れがあったため、市を嫁がせ、「人質」とすることで脅威を1つ排除しようとした。市は会ったこともない長政との婚姻を自分の使命と言い聞かせ、緊張の面持ちで婚礼の宴に臨むが、長政はそんな市の抱える不安を敏感に感じ取り、「疲れてはおりませぬか?」「寒くはござらんか?」と優しく気遣った。
中島歩が演じたNHKの「ザ・優男」といえば、「次郎さん」の愛称で親しまれた「あんぱん」の次郎だ。ヒロイン柳井のぶ(今田美桜)の最初の夫で、戦時中、結婚後ものぶが教師を続けることを容認し、戦時下の世相と自らの在り方の間で板挟みとなり苦悩する妻に寄り添い、スマートな立ち振る舞いで多くの視聴者を魅了した。劇中では日本の敗戦を予見し、反発するのぶを優しく受け入れる姿も大きな反響を呼んだ。しかし、肺病を患い物語の中盤で惜しまれつつ天国へと旅立った。早すぎる「退場」に、当時、視聴者の間で「次郎さんロス」が広がった。
長政の振る舞いに、次郎を思い出すドラマファンは多く、SNSには、
「浅井長政が思いのほか次郎さんだった。(良い人)」
「次郎さん、そのものやん…」
「そりゃ、市さんも惚れるわな!」
「あんぱの次郎さんみたいな優しい優しい夫になりそう。つらいね」
「またも妻をおいて先立つ旦那さん」
「もっとみたい! あんぱん次郎さん!」
といったコメントが殺到。また売れっ子の中島は、現在放送中の「俺たちバッドバーバーズ」(テレビ東京)でダブル主演を務めており、劇中で主人公の1人、日暮歩を好演している。日暮は、次郎や長政とは、真逆な「情けない」男だが、そんなキャラクターを見事に演じ分ける演技も話題になり、
「『あんぱん次郎さん』…からの『俺たちバッドバーバーズ日暮歩』からの浅井長政…振り幅ひろすぎ~」
「中島歩、金曜深夜には『裏用師』の顔もあります!」
といった反応もあった。

