神経質で怖がりな犬に育つ原因

犬の性格は、大きく遺伝・環境・経験から形成されると言われています。そのため、遺伝的に勇敢で大胆な要素を持っていても、環境や過去の経験によっては、神経質で怖がりの性格になることもあるわけです。
犬が怖がりになる背景として挙げられる主な原因は、社会化不足や過去のトラウマ体験、そして飼い主さんの普段の行動がもたらす影響です。特に気をつけたいのが、飼い主さんの普段の行動です。なぜなら、これから注意することで改善できる原因だからです。
飼い主さんには何の悪気もなく、ごく普通に振る舞っているつもりでも、犬には深い恐怖心を植え付ける可能性があることを理解した上で、普段の立ち居振る舞いに気をつけましょう。
犬を怖がらせてしまう飼い主の絶対NG行為

1.怒鳴るような話し方や乱暴な動作
大抵の犬は、大きな音や予測不能で乱暴な動きに恐怖反応やストレス反応を示します。特に、大地を轟かせるような低くて大きな音は苦手なようです。体が大きくて強い動物を想起させるからだと考えられています。
低くて大きい声の方や、じっとしていることが苦手で何かを思いつくとぱっと動作に現れてしまう方、動作が大きくて乱暴に見える方などは、何気ない普段の行動が愛犬に脅威を与えている可能性があるため、注意が必要です。
2.正面からじっと目を見つめる
お互いの目を見つめ合う行為はアイコンタクトと呼ばれ、異種動物間では攻撃のサインとなることが多いです。しかし信頼関係を築いている人と犬の間では、親愛的な意思疎通の手段として使われます。
ただし、十分な信頼関係が築けていない段階で、飼い主さんが愛犬の目を正面からじっと見つめると、犬が脅威に感じる可能性が高いのでやめましょう。
3.上から覆い被さるような動作
愛犬をかわいがろうとしてついやってしまいがちなのが、犬の正面に立ち、上から覆い被さるような姿勢で犬の頭を撫でようとする動作です。人も、自分よりも大きな動物が近づいてきて、自分に覆い被さろうとしたら怖いですよね。それは犬も同じです。
アイコンタクトと同様に、信頼関係が構築されていない段階で犬に近づく場合は、正面ではなく斜め横からゆっくりと近づき、犬の側面に着いたらしゃがんで視線をできるだけ犬の高さに合わせてから体に触るようにしましょう。
4.嫌がることを無理強いする
たとえ信頼関係が築けていても、犬が苦手なお手入れを無理強いするのはよくありません。つい声を荒げたり、犬の体を押さえつけて無理やり爪切りや歯磨きをしたことのある飼い主さんは、少なくないでしょう。
嫌がることを無理強いすることで、せっかく築いてきたこれまでの信頼関係を壊してしまうことにもなりかねません。苦手なことを楽しいことに変えられるような練習を積み重ねることが大切です。
5.不意をつくような行動で驚かせる
予期していないことが起こったとき、脳が最初に見せる反応が「驚き」です。そして多くの場合、その驚きは「これは危険だ」という状況につながることが多いです。そのため、飼い主さんが愛犬を驚かせることは、怖がらせることにつながるケースが多いです。
また頻繁に驚かせると、犬は「また何か起こるのでは?」と常に落ち着かなくなり、ストレスを溜めてしまう可能性があります。まれに、愛犬の驚く様子を見たさにわざと驚かせて楽しむ飼い主さんがいますが、、愛犬からの信頼を失う行為なのでやめるべきです。

