女優の髙石あかりがヒロイン雨清水トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)。18日に放送される第118回の見どころを解説する。物語は残り8話で、27日に本編の最終話が放送される。
朝ドラ「ばけばけ」第118回(3月18日放送予定)ポイント
・司之介(岡部たかし)、帝大クビの八雲(トミー・バストウ)に「自分と同じ」
・八雲と義父の司之介は秘密を守る仲間に
・司之介、八雲の秘密を守るために錦織丈(杉田雷麟)を仲間に引き込む
朝ドラ「ばけばけ」第24週「カイダン、カク、シマス。」(第116~120回)ストーリー展開(ネタバレあり)
ヘブンが「八雲」になり、トキと雨清水の籍に入ってから10年が経過。一家は東京・大久保へ移住し、八雲が帝大の教師として働き始めてから6年半が経っていた。トキは長男の勘太(ウェンドランド浅田ジョージ)に続き、次男の勲(柊エタニエル)も出産。両親の司之介とフミ(池脇千鶴)は健在で、トキは賑やかで幸せな時間を過ごしていた。八雲は子供たちに英語を教えながら、帝大と自宅を往復する日々を送り、月400円の収入を得ていた。トキが花を生け、フミがかつお節を削り、熊本から来た女中のクマ(夏目透羽)が子供たちにスキップを教える様子に、司之介は「なんだか桃源郷のようじゃのう」と目を細め、トキも深く共感した。
八雲は米国にいる元恋人、イライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)への手紙を書いた。「少し前にも伝えたが、体の調子がいいとは言えない。私の父も、今の私ぐらいの歳(53)で亡くなった…。イライザ、次こそベストセラーを書くよ。最後の一冊になっても後悔しないものを」
翌日、八雲は健康のためと言って人力車を途中下車。車夫がいなくなったことを確かめると路地に入り、「ミルクホール」に入店した。席につき、ぼんやりしながら八雲は運ばれてきたミルクを飲んで深くため息をついた。
木曜の朝、8時半から講義がある八雲が寝坊。急いで朝食を食べ、大学に向かった。曜日感覚がない司之介だけが居間に1人残された。
米ニューヨーク。イライザが編集部で八雲の新著を提案していた。周りは「またか?」「いいよもうあいつは」などの声があがり、編集長も「もう終わった作家だ」とバッサリ。イライザは「終わっていません!」と反論し「必ずまたベストセラーを生み出してくれます! 私が保証します!」とアピールしたが、反応は鈍かった。
この日も八雲は出勤したが大学には行かず、やはりミルクホールへ。そこでイライザの手紙を読み返し、落ち込んでいると、目の前に司之介が現れた。八雲の様子が気になり、あとをつけてきた司之介は「なんだか、わしと同じ匂いがしての」と声をかけ、責めるつもりも何かを暴こうという気もないと言った。2人は牛乳で乾杯。司之介は、自分たちは同じ匂いで、「わしらは仲間じゃ」と述べ、八雲は昔の自分だとし、武士が終わったころの話をした。当時、この世からもういらないと言われているようで、「ただただ立ち尽くしていた」と振り返った。八雲は、鞄から通知を出した。それは帝大の校長からで、「クビ…。テイダイ。クビ」と言った。もう400円はもらえず、八雲も古い人間、終わった人間と言われたという。司之介は「ほんまにあのころのわしじゃのう」とつぶやき、改めて乾杯。「今日のことは口が裂けてもしゃべらん」と約束し、「だけん、安心して仕事を見つけてベストセラーを書け」と励ました。
「ばけばけ」第118回 見どころ
司之介は、八雲と自分は同じだと話す。共感した八雲は、司之介に本心を告白し、2人は秘密を守る仲間になる。家ではトキが子供たちと遊びながら八雲の帰りを待っていた。そこに、熊本で書生をしていた錦織丈(杉田雷麟)が訪れる。司之介は八雲の秘密を守るため、丈を仲間に引きこもうと動く。八雲、司之介、丈は秘密を守り、家族の幸せを守るために動き出す。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

