
年末年始にかけて、遠征釣行が恒例となっているが、毎度のテーマは釣果ばかりにとらわれることなく「行ってみたい場所、竿を出してみたい場所を目指す!」である。今回は、前年にたどり着くことのできなかった本州最南端、和歌山県串本を第一目的地とした。いつもの鮎釣りはオフシーズンということで、狙うは“海のターゲット”である。果たして、どんな魚たちに出会えるのだろうか?
磯にも沖にも、堤防にも多くの釣り人の姿が!
本州最南端の和歌山県串本町は釣りの聖地と言えよう。すぐ近くに黒潮が流れ、さらに串本湾内には養殖イケスがあるため、沢山の魚が生息し魚種も豊富と聞く。まさに魚の宝庫!そんな話を聞いてしまうと、ますます串本で釣りをすることが楽しみになってくる。
憧れの地を目指したのは2025年の年の瀬。テレビからは10年に一度の暖かさ!と聞こえてきたかと思えば、10年に一度の寒波が来るとも報じられている…。お天気も気まぐれのようだ。
遠征初日、2日目は寒波到来の爆風という状況…で、3日目にしてようやく串本へと辿り着いた。この日は幸い天気も良く、冬晴れの青空が広がっていた。伊勢方面から向かったのだが、串本は紀伊半島の他の地域より気温が高い!さすが本州最南端!ポカポカの釣り日和が私たちを迎えてくれた。
車を走らせると、堤防でも磯でも多くの釣り人の姿が見られた。沖には串本湾特有の釣りであるカセ釣り(=養殖イケスの横などに設置された小型ボート<かせ船>やイカダに渡り、ロープで固定された場所で行う釣り)を楽しむ人の姿も多く見られた。釣り場の数も豊富だが、それ故、どこへ行って良いものか迷ってしまう。しばらくウロウロしていると足場の良い堤防を発見!数人の釣り人が釣りを楽しんでいるここを、串本初の釣り場とした!
それにしても、串本はあらゆる釣り場が活気に溢れている。正に釣り人パラダイス!である。
こんなの見た事ない!大型高級魚が目の前を通り過ぎる!
釣りをする前に、湾奥で釣りをしていたおじさまに声を掛けてみた。前日夜から竿を出しているという彼の足下にはバケツいっぱいのアジが。おお~釣れてる釣れてる!「凄いですね~」と声をかけると、「今年は釣れはするがアジのサイズは小さめ」という返答が返ってきた。
どうやらおじさまは、このアジをエサに青物を狙っているようだ。「中々本命が来ないんだよ~」などと会話をしている途中、突然おじさまが海を指差し「いるね!」と言った。「何が?」と覗き込んでみると、大きな黒い影が岸壁へと近づいてきたのだ!これがなななんと、ブリ~!しかも何匹もいるではないか!透明度が高くコバルトブルーの美しい海では、その姿をハッキリと見ることができた!これには大興奮!
するとその直後、今度はシマアジの姿が!なんだこりゃ~!高級魚が堤防の足下でウヨウヨ泳いでいる姿を初めて見ました!「でも今日は、これが中々かからないんだよ~」とおじさまは言うが、いや~想像以上の光景に驚くばかりである。これが串本のポテンシャルなのか!このような光景を見られただけでも「ここまで来て良かった」と思わせてくれる。

