猫の『てんかん発作』の症状5つ
さまざまな症状が現れます。発作の種類や重症度によって症状は異なりますが、代表的なものを5つご紹介します。
1.けいれん・硬直
全身または一部の筋肉が激しくけいれんしたり、体が硬直したりします。
最も典型的なてんかん発作の症状で、四肢がバタバタと動く「間代性発作」や、全身が硬くなる「強直性発作」などがあります。
2.意識の消失
発作中、猫は意識を失ったり、呼びかけても反応しなくなります。飼い主が声をかけても目の焦点が合わず、コミュニケーションはとれません。
3.よだれ・口の泡
発作中に口から大量のよだれが出たり、泡を吹いたりします。てんかんではよく見られる症状です。
4.失禁(尿・便)
てんかん発作中は膀胱や腸の括約筋のコントロールが失われ、おしっこやうんちをしてしまうことがあります。猫自身の意思とは無関係に起こる症状です。
5.発作後の異常行動(発作後期)
発作が終わった直後も、しばらくの間はぼんやりとしたり、ふらついたり、壁にぶつかるなどの異常行動が見られることがあります。
この状態を「回復期」と呼び、数分から数時間続く場合があります。
猫のてんかん発作の原因は?
てんかん発作の原因は大きく「特発性てんかん」と「構造的てんかん」の2種類に分けられます。
特発性てんかん
脳そのものに構造的な異常がなく、遺伝的な要因や原因不明で発症するてんかんです。犬に比べると猫では比較的少ないとされていますが、若い猫に見られることがあります。
構造性てんかん
何らかの基礎疾患や外的要因が原因で発作が引き起こされるタイプです。主な原因としては、以下のようなものがあります。
脳腫瘍 頭部への外傷 感染症 代謝異常 中毒 水頭症特に中高齢の猫や基礎疾患を持つ猫は、構造性てんかんのリスクが高まります。発作が起きた場合は、原因を特定するために診察・検査が必要です。

