俳優の竹内涼真が主人公の飛奈淳一を演じる連続ドラマ「再会~Silent Truth~」(テレビ朝日系、火曜午後9時)の最終回(第9話)が17日、放送され、物語の核心となった23年前の強盗の「真相」が明らかになった。またその解明に神奈川県警の刑事、南良理香子(江口のりこ)が執念を燃やした訳もわかり、視聴者からさまざまな反響が寄せられた。
「再会~Silent Truth~」これまでの流れ
神奈川県三ツ葉市のスーパー「スマイルサクマ」の店長、佐久間秀之(小柳友)が射殺された事件を刑事の淳一らが捜査。現場の銃弾は、23年前の銀行強盗事件で殉職した巡査長、清原和雄(弓削智久)の拳銃のものとわかった。当時その拳銃は現金3000万円とともに消えたが、実は事件現場にいた淳一、清原の息子の圭介(瀬戸康史)、岩本万季子(井上真央)、秀之の異母弟の直人(渡辺大知)の幼なじみ4人が持ち去り、小学校の桜の木の下にタイムカプセルとして埋めていた。
23年後、圭介と万季子は結婚して長男をもうけたが離婚。直人は「佐久間土地開発」の専務として働いている。万季子は息子の万引きを巡って秀之に強請られ、事件前日に事務所を訪れていた。捜査の中で直人のアリバイが崩れ、兄ともみ合ううち拳銃が暴発したと自供するが、拳銃の過去は伏せた。
県警本部捜査一課の南良は23年前の事件がカギを睨み、4人を連れて現場で再検証を実施。淳一から「強盗犯を射殺した」との自白を引き出すが、事件は終わっていないとして上への報告はしなかった。その後、万季子が拳銃を持って失踪。圭介と直人は事件当夜の経緯を南良に説明する。秀之に体を要求された万季子を守るため100万円で解決を図ったが、圭介が事務所に入ると秀之はすでに死亡していた。直人も後から遺体を発見したが、いずれも通報しなかった。
やがて万季子が真相を告白。事件当夜、防犯カメラのデータを求めて秀之と対峙したが、拳銃を向けられたことで過去に受けた暴行の記憶がよみがえり、落ちた拳銃で発砲した。万季子は拳銃を持って淳一が所属する三ツ葉署に自首。殺害容疑で逮捕されたが、南良は、23年前に強盗犯を撃ったのは淳一ではない可能性があると示唆した。
23年前の強盗事件の主犯は小杉署長(段田安則)
この日の放送で、南良が淳一の立会いの下、万季子が撃った拳銃の残弾数を確認。5連発の回転式弾倉には3発の弾が残っていた。万季子は取り調べですべてを自供。押収した拳銃から判明した事実で、淳一を罪の意識から解放できると聞き、安堵の涙を流す。
淳一は、23年前の現場で最初に保護してくれた警察官が、同署の署長、小杉房則(段田安則)だったと直人から聞き違和感を覚える。翌朝、南良は報告に来た淳一を連れ、署長室で小杉と対峙。拳銃の入手経路に絡め、23年前に清原と強盗、大島伸和(白石直也)が射殺された事件の推理を述べ始めた。南良は捜査が撹乱された経緯から、共犯者が警察内部にいたと推測。大島と「共犯者」が現場の森で金を分け合っているところへ警ら中の清原が通りかかり、2発威嚇射撃した。混乱した清原の隙をつき、共犯者は大島に持たせていた改造銃で清原を射殺。銃声を耳に駆けつけた淳一は、慕っていた清原の遺体にショックを受け、目の前の大島に反射的に拳銃を向ける。その様子を見ていた共犯者は、逃げる強盗犯を自身の制式拳銃で射殺した。
「あなたが撃ったんですね? 小杉署長」と問いかける奈良。小杉は証拠がないと一蹴するが、南良は残弾数を追及した。万季子が秀之殺害に使った拳銃が清原のものであれば、威嚇の2発と秀之殺害の1発、さらに淳一が発砲していれば残弾は2発以下のはずだが、実際には3発残っていた。淳一が発砲音から「自分が殺した」と勘違いして立ち去った後、小杉は自身の拳銃と清原のものを入れ替え、直人を保護。その後、備品管理の責任者だった立場を利用して備品番号を書き換え、犯行を隠蔽していた。
そして南良は、改ざん前の備品番号が記された管理書類を突きつけた。うろたえる小杉の前に、県警本部捜査一課長、白川正一(高久慶太郎)が逮捕状を携え現れると、小杉は悪びれず「私は首謀者だ」と訂正を要求。淳一が「なんであんたが生きてて、父ちゃんが死ななきゃならないんだ? なぜだ!」「殺した人が…死んだ人が夢に出てきたことはありますか?」と怒りを爆発させると、小杉は「ないね。君たちのおかげで私も死刑だ。夢に出てやる」と悪態をついた。これに南良が「あんたを捕まえるんじゃなかった。この手で殺すんだった」とブチ切れ。拳銃を小杉に向けて絶叫した。
南良は淳一に絶叫の理由を明かした。23年前、大島が撃った流れ弾で亡くなった銀行員、栗原秋生は南良の婚約者だった。
南良が23年前の事件の解明にこだわった理由がわかり、SNSには
「えーーーーーマジで?」
「婚約者やったん…」
「そうだったんだ、鳥肌やばい」
「ここまで感情移入するってさすがに過去になんかあるよなぁと思ってたらやっぱり…」
「だからこの事件に固執してた」
「そう来たか! 全員が23年前の関係者ご再会、よく出来た脚本だ」
といったコメントがズラリ。また、鋭い洞察力と威圧感ある言動で恐れられていた南良の人間性に好感を抱く視聴者も多く、
「南良さん怖い人だと思ってたのに、めちゃくちゃ良い人だった」
「あんなに怖かった南良さんが今回はヒーローに見える」
「江口のりこ刑事、杉下右京より有能だよ」
「この役が江口さんで良かった…一連の流れがすごかったわ」
といった反応もあった。
一方、小杉が23年前の事件の「首謀者」だったという結末も注目集めた。SNSには当初から「署長が怪しい」という声が寄せられていたが、この真実に
「当初から署長が何かあるな? と思ってましたが極悪人とは」
「絡んでるとは思ってたけど、首謀者とかそんな元凶過ぎることなってるとは思わなんだ」
「やっぱり段田さん真っ黒だった! こうでなくっちゃw」
「まさか小杉署長が犯人かよ!」
「うわあ、みんなを苦しめていたのがいつもニコニコ笑顔を振りまいてた小杉署長だとは…」
などの声が寄せられた。

