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「悪性リンパ腫の脳転移」を疑う”5つの症状”はご存じですか?医師が解説!

「悪性リンパ腫の脳転移」を疑う”5つの症状”はご存じですか?医師が解説!

悪性リンパ腫は血液がんの1つです。リンパ節が丸く腫れ、痛みがないのが特徴です。悪性リンパ腫は、がん同様に脳にも発生し、転移もします。以下では、悪性リンパ腫が脳転移した際の症状を紹介しています。

※この記事はメディカルドックにて『「悪性リンパ腫が脳転移」した場合の症状とは?日常生活の注意点も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

山本 康博

監修医師:
山本 康博(MYメディカルクリニック横浜みなとみらい)

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい院長
東京大学医学部医学科卒業 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医 日本内科学会認定総合内科専門医

悪性リンパ腫とは

悪性リンパ腫は血液のがんで、白血球のなかのリンパ球が、がん化した疾患です。
悪性リンパ腫は、年間で10万人あたり30人ほどかかっており、血液の腫瘍では頻度の高いがんです。100種類以上の病型があります。悪性リンパ腫では、首・脇・足の付け根などにリンパ節の腫れやしこりが生じます。
症状は、リンパ節が丸く腫れ、痛みがないのが特徴です。リンパ節は全身に分布しており、血流でリンパ球が全身に広がるため、全身に症状が現れる可能性があります。
主にリンパ節や脾臓などのリンパ組織に症状は現れますが、脳・骨髄・皮膚・胃・肺などの臓器にも現れるのが特徴です。
脳で発生する悪性リンパ腫は、脳自体で発生する脳原発性と、ほかの部位から転移して脳にできる転移性があります。
原発性は脳内に腫瘍が1つから複数存在し、転移性は髄膜の表面に沿って広がります。原発性は脳以外の悪性リンパ腫に比べて、予後がよくないのも特徴です。転移性は進行が早く、予後は不良です。

悪性リンパ腫が脳転移した場合の症状

転移した脳の部分によって、現れる症状は異なります。悪性リンパ腫が脳転移した場合の症状を、詳しくみていきましょう。

頭痛

脳内にできた腫瘍により、脳内が圧迫されるため頭痛が生じるでしょう。脳原発性の悪性リンパ腫では、33%以上の頻度で頭痛が現れます。
脳は頭蓋骨で覆われており、圧が抜ける隙間がないため、腫瘍ができると頭蓋内圧が高くなります。
また、腫瘍によって脳内の器官の位置が変わり血管や髄膜などが引っ張られることで、頭痛につながるでしょう。
人間の頭蓋内圧は変動し、睡眠中に高くなります。そのため、起床時に痛みを強く感じることがあるでしょう。

失語症

腫瘍が存在する部位によって、現れる失語症の症状も異なります。
腫瘍が前頭葉(多くの場合は左前頭葉)にある場合、一般的に運動性失語と呼ばれる症状がでるでしょう。運動性失語は、言葉の理解力は保たれていますが、うまく話せなくなる失語症です。
側頭葉の場合には、感覚性失語の症状が出るでしょう。感覚性失語は流暢に話せますが、言い間違いが多かったり、話している言葉がわからなかったりします。

麻痺

麻痺も失語症と同様に、腫瘍がある場所によって症状が異なるのが特徴です。前頭葉にある場合には、腫瘍がある反対側に麻痺が現れます。
脳腫瘍の場合、手や足だけの麻痺は起こりにくく、手足を含めた片側に麻痺が生じやすいでしょう。舌や顔面の神経にも影響がおよぶと、話しにくいや目が閉じにくいなどの症状が出ます。

嘔気・嘔吐

頭蓋内圧が高くなる場合や嘔吐中枢が刺激される場合に、嘔気・嘔吐をきたすことがあります。頭蓋内圧の嘔吐は、急に噴出するような嘔吐が特徴的です。頭痛同様に朝に起こりやすいでしょう。

目が見えにくくなる

腫瘍が視神経やその周囲にできると、視神経を圧迫するため、目が見えにくくなります。
加えて、頭蓋内圧が高くなった際にも目が見えにくくなる可能性があります。
急に見えにくくなることや眼鏡をかけても対応できない際には、腫瘍によって視神経が圧迫されているでしょう。

配信元: Medical DOC

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