豆もやしに含まれる栄養素

たんぱく質
豆もやしには、たんぱく質が含まれています。野菜の中では比較的多い方ですが、主要なたんぱく源としては量が少ないため、肉、魚、卵、豆腐などと組み合わせて摂ることがおすすめです。 たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚、骨、毛髪など体のさまざまな組織をつくる重要な成分であり、ホルモンや酵素、抗体の材料にもなります。生命の維持と健康のために欠かせない栄養素です。
カリウム
豆もやしには、身体の機能を正常に保つために欠かせないカリウムが含まれています。神経間の信号伝達や筋肉の弛緩、収縮に関与しています。また細胞内液の浸透圧や水分の調節、酸・塩基均衡を維持する働きもあります。ナトリウムを排泄する作用があるため、高血圧予防に効果が期待できます。
ビタミンB1
豆もやしには水溶性ビタミンのひとつである、ビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は、解糖系やクエン酸回路での糖質代謝に関与しています。エネルギー代謝の亢進時や、糖質を大量摂取した時には必要量が増加します。
葉酸
豆もやしには、ビタミンB群の一つである葉酸が含まれています。葉酸は、赤血球の形成を助け、DNAやRNAといった核酸の合成、アミノ酸の代謝に関わる重要な栄養素です。 妊娠期には胎児の発育に欠かせないビタミンとして特に重要ですが、豆もやしに含まれる量だけでは必要量を満たすことはできません。緑黄色野菜やレバーなど、葉酸を多く含む食品と組み合わせて摂取するとよいでしょう。
銅
豆もやしには、微量ミネラルの一つである銅が含まれています。銅は、赤血球の形成や鉄の利用、エネルギー代謝に関与するほか、抗酸化酵素(スーパーオキシドディスムターゼ)の構成成分として、活性酸素の働きを抑える役割を持ちます。 通常の食生活では不足することはまれですが、極端に不足すると貧血などを起こすことがあります。バランスのとれた食事を心がけることが大切です。
「もやしの栄養」についてよくある質問

ここまでもやしの栄養について紹介しました。ここでは「もやしの栄養」についてよくある質問に、メディカルドック監修栄養士がお答えします。
もやしのメリット・デメリットについて教えてください。
越川 愛子 医師
もやしのメリットは、年間を通じて安価であること、食物繊維やビタミン類が豊富であること、手軽に購入出来ること、簡単に調理できることです。カロリーが低く、料理のボリュームを出せるので、満足感を得ながら無理なく摂取エネルギーを抑えることができます。ダイエット中の食材としてもおすすめです。
デメリットは、日持ちしにくいことです。また水分が多く、他の食材と比べると栄養価が低い傾向にあります。もやしばかりを大量に食べると栄養素の偏りを招く恐れがあるため、色々な食品をバランスよく摂ることが大切です。食物繊維が多いので、摂りすぎると消化不良をおこす可能性があります。

