女優の髙石あかりがヒロイン雨清水トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)。20日に放送される第120回の見どころを解説する。物語は残り6話で、27日に本編の最終話が放送される。
朝ドラ「ばけばけ」第120回(3月20日放送予定)ポイント
・トキ、夫の八雲(トミー・バストウ)に「自分でも読める本」の執筆を提案
・トキの言葉に八雲の視界が開ける
・ついにトキと八雲の怪談執筆スタート!
朝ドラ「ばけばけ」第24週「カイダン、カク、シマス。」(第116~120回)ストーリー展開(ネタバレあり)
レフカダ・ヘブンが「雨清水八雲」になって10年。一家は東京・大久保へ移住し、八雲とトキ夫妻、長男の勘太(ウェンドランド浅田ジョージ)と次男の勲(柊エタニエル)、両親の司之介(岡部たかし)とフミ(池脇千鶴)、女中のクマ(夏目透羽)という大所帯で暮らしていた。八雲は帝大教師として月400円の収入を得ていたが、体調に陰りが見え始める。米国にいる元恋人のイライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)への手紙には、亡くなった父と同じ53歳になった不安と、最後の1冊への執念を綴った。イライザは編集会議で八雲の新著を提案するが、周囲からは「終わった作家」として冷ややかに扱われてしまう。
実は八雲は、すでに帝大を解雇されていた。家族に打ち明けられないまま、毎日出勤を装ってはミルクホールへ通う日々。そんな八雲の異変に司之介が気づく。職を失い居場所をなくした八雲に、かつての自分を重ねた司之介は、秘密を共有し誰にも言わないと約束。「安心して仕事を見つけてベストセラーを書け」と励ますが、八雲にいいアイデアは浮かばなかった。そんななか、司之介が家族に八雲の意気込みを伝えた。トキが「次はどげな本を書かれるんでしょうね」と期待を寄せると、子供たちが自分たちにもわかる本がいいと口を挟む。フミたちは八雲が書く本の内容は難しいと説明し、トキも大人でも学がないと理解できないものだと強調した。
ある日、トキは八雲を散歩へ連れ出し、大学の仕事が落ち着けばもっと出かけられるのにと気遣う。訪れた寺で八雲は、生まれ変わるなら「蚊」になりたいと言い、「ニクイヒト、サシマス。ダイガク、ガクチョウ、サシマス」と冗談を飛ばしてトキを笑わせた。その頃、イライザは八雲からの手紙を読んでいた。そこには大学を解雇され、新しい職を探しているものの、良い返事が得られていない現状が切々と綴られていた。
この日も八雲はいつものように出勤を装った。クマに確認したが、どこからも返信は届かず、焦りは募るばかり。トキはブードゥー人形を持って手紙は必ず届くと祈った。そして夫のために、代わりのブードゥー人形を作り始める。すると八雲宛に手紙が6通も届き、トキは早速のご利益だと喜んだ。そこに八雲が帰宅。待ちわびた封書を確認するが、各校から届いた内容は「ソーリー」「ノープラン」など、すべてお断りの通知で、最後の一通のイライザからの手紙にも、講義や公演の希望はなかったと書かれていた。ヘブンは部屋の本をぶちまけるほど怒りを爆発させる。
そんな夫を心配し、ひたすら支えようとするトキ。心苦しさを感じた八雲は、ついに帝大を解雇されたことを告白する。トキは「な~んだ…。なら、よかっただいですか」と笑顔を見せ、「やっと時間ができますけん。好きなだけ、よーけよーけ書けますけん。たくさん書いてごしなさい。あなたはカクノヒトですけん」と励ました。八雲は月給400円がなくなったと詫びるが、トキはそんなことでこの家族は壊れないと力説。深い愛に触れた八雲はトキを抱きしめながら「アリガトママサン」と感謝した。
家族もこれでベストセラーが書けると喜ぶが、次に書く本の内容はまだ決まっていない。するとトキは「なら…次の本ですが…私、読めるの話、書いてくれませんか?」と頼み、「ずっと読みたかった。パパサンの本。だけん、学がない私でも読めるの本、楽しいの本、書いてくれませんか?」と伝えた。
「ばけばけ」第120回 見どころ
トキにすべてを打ち明けた八雲は、心機一転、ベストセラーを目指して執筆をはじめようとする。そんな夫に、トキは自分でも読める本を書いてほしいと提案する。トキの言葉に、ベストセラーを書かなければとドツボにはまっていた八雲の視界が開ける。トキが読める本。トキが読みたい本。それは怪談。ついにトキと八雲の2人の怪談執筆が始まる。
朝ドラ「ばけばけ」とは?
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。

