全て返してほしいと伝える
「泥棒」という言葉に、麻衣は絶句しました。 私はなるべく声を荒らげずにこう伝えました。
「今週末、夫と一緒に麻衣の家まで取りに行くから、これまで貸したもの全部返して」
麻衣は電話の向こうで小さく泣き始めましたが、もう私の心は揺らぎませんでした。長年積み重なった「借りっぱなし」の重み。 それを彼女は、甘えという言葉で誤魔化し続けてきたのですから。
あとがき:積み重なった「借り」の重さ
麻衣が味方だと思っていた周囲が敵に回ったのは、偶然ではありません。一事が万事、彼女は至る所で小さな不誠実を積み重ねてきたのです。沙織さんの「泥棒」という言葉は、長年の我慢が爆発した魂の叫びでした。家計が苦しいことを理由に他人の厚意を搾取することは、決して許されることではありません。
親しき仲にも礼儀ありという言葉の重みを、改めて突きつける展開となりました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

