こんな人と身内になりたくないと本気で思った
「ユイがさ、姉さんのこと『マジでうざい、独身のくせに偉そうに』って言ってたよ。あんまり干渉すんなよな」
タケルの言葉に、耳を疑いました。さらに最悪なのは、私の愛する娘への態度です。
「ちょっと、そのガキ、ベタベタした手でこっち見ないでくれる? 汚いんだけど」
3歳の李衣菜に向かって、彼女は平然と汚い言葉を投げつけました。李衣菜は怯えて私の背中に隠れ、小さな体を震わせていました。
私は怒りで震えが止まりませんでした。
「タケル、悪いけど私、この人とはやっていけない。もしこのまま結婚するっていうなら、私とは縁を切って」
「はあ? 姉貴がそんなに心狭いやつだとは思わなかったわ。いいよ、別に。縁切っても困らないし」
タケルはあっさりとそう言い放ちました。知らない女に初対面で「うざい」と言われ、子どもを傷つけられ、実の弟からは絶縁を言い渡される。私の心は、冷え切った怒りで満たされていきました。
あとがき:血の繋がりより、心の安寧
初対面で家族や子どもを傷つけるなんて、到底許されることではありませんよね。「弟の彼女だから」と我慢しがちな場面ですが、美保がはっきりと怒りを感じたことに共感した方も多いはず。身内というだけで甘え、大切な人を守ろうとしないタケルの姿には、同じ女性として情けなさと憤りを感じずにはいられません。壊れ始めた日常を前に、美保の心がどう動くのか。スカッとする展開を期待せずにはいられない幕開けです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

