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見逃されがちだけど怖い…「犬の高血圧」とは?日常の行動に潜むヒントをチェック【獣医師が解説】

見逃されがちだけど怖い…「犬の高血圧」とは?日常の行動に潜むヒントをチェック【獣医師が解説】

診断と治療の基本「早期発見」がカギ

獣医師に血圧を測定されている犬

犬の高血圧を診断するには、動物病院での血圧測定が必須です。ただし、病院では緊張や不安から「一時的に高く出る」こともあるため、複数回の測定や落ち着いた環境での計測が重要です。

診断は血圧の値だけでなく、網膜や腎臓、心臓などの臓器障害の有無とあわせて判断されます。一般的に収縮期血圧が160mmHg以上で持続する場合は治療が推奨されます。

治療の中心は降圧薬で、犬では主にアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)やアンジオテンシン受容体拮抗薬が選択されます。腎臓病やタンパク尿がある場合は特に有効です。重度の場合にはカルシウム拮抗薬(アムロジピン)との併用も行われます。

治療の目的は単に血圧を下げることではなく、腎臓・心臓・眼・脳といった臓器を守ることです。定期的な通院と検査を続けることで、犬の生活の質を大きく保つことができます。

まとめ

聴診器を当てる獣医師と診察台の上の犬

犬の高血圧は気づきにくい病気ですが、失明や腎不全など命に関わる合併症を招きます。

日常の小さな変化を見逃さず、早めに血圧測定と診断を受けることが愛犬を守る第一歩です。

(参考文献:J Vet Intern Med. 2018 Nov;32(6):1803-1822.)

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