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「胃カメラの鎮静剤」が効かない”5つの原因”とは?対処法も医師が解説!

「胃カメラの鎮静剤」が効かない”5つの原因”とは?対処法も医師が解説!

胃カメラ検査で鎮静剤が効かない理由とは?メディカルドック監修医が、薬剤の量やアルコール摂取などの原因のほか、鎮静剤の種類や特徴について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「胃カメラ検査で鎮静剤が効かない」人の特徴はご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木村 香菜

監修医師:
木村 香菜(医師)

名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

胃カメラ(胃内視鏡検査)とは?

胃カメラ(胃内視鏡検査)は、上部消化管(食道・胃・十二指腸)の状態を観察する検査です。胃カメラ検査の方法としては、口から内視鏡を入れる「経口内視鏡」と、鼻から内視鏡を入れる「経鼻内視鏡」の2種類があります。
検査に伴う苦痛を和らげるため、鎮静剤が用いられることがあります。今回の記事では、鎮静剤が効かない理由について解説します。

胃カメラ検査の鎮静剤が効かない理由とは?

胃カメラの時に使用する内視鏡の太さは、以下のような違いがあります。
・経口内視鏡:8~9mm
・経鼻内視鏡:5~6mm
内視鏡の太さ自体は、以前に比べると細くなっています。しかし、嘔吐感や痛みなどの苦痛がある場合もみられます。そのような方々に対しては、胃カメラ検査時に鎮静剤を使用します。鎮静剤は麻酔の一種で、眠ったような状態で検査でき、嘔吐症状などの検査中における苦痛を軽減する役割があります。
胃カメラ検査では、患者の不安や苦痛を和らげるために以下の鎮静剤が使われます。
1. ベンゾジアゼピン系
例:ミダゾラム、ジアゼパム
特徴:リラックス効果が高く、眠ったような状態で検査を受けられます。
2. デクスメデトミジン
特徴:呼吸を抑制しにくく、軽い鎮静状態を保つのに適しています。
3. プロポフォール
特徴:効果が速く、深い鎮静が得られますが、呼吸や血圧への影響に注意が必要です。
こうした鎮静剤は、患者の体質や状態に合わせて選ばれます。しかし、以下のような鎮静剤が効かない理由もあるため、注意が必要です。

鎮静剤の量が少ない

鎮静剤は、それぞれの種類ごとに目安量があり、患者の年齢、性別、体重などに基づいて適切な量が投与されます。鎮静剤が適正量よりも少なかった場合は、効果が軽減する場合があります。ただ、効果が低いからといって、過剰に投与してしまった場合は、副作用が出てしまう危険性が高まるため注意が必要です。

鎮静剤の効果が出るまでの時間が足りない

鎮静剤は投与しても、すぐに効果が出るわけでなく、種類によって効果が出るまでの時間に差があります。十分な鎮静状態になる前に検査が始まってしまうと、効果が感じにくい場合があります。鎮静剤の効果を感じない場合は、鎮痛剤が出るまでの時間調整や、薬剤の種類・量の見直しなどを行います。

アルコールをたくさん飲んでいる場合

ベンゾジアゼピン系の薬剤は、脳内に作用する経路がアルコールと同じといわれています 。そのため、日常的にたくさんアルコールを摂取している方の場合、ベンゾジアゼピン系の鎮静剤が効きにくい場合があります。

心理的要因

胃カメラへの強い不安や緊張があると、鎮静剤が効きにくいことがあります。事前に医師に不安を相談しましょう。

薬剤の種類が合っていない

胃カメラの時に使用する鎮痛剤は、先ほどご紹介したようにさまざまな種類があります。鎮静剤にはミダゾラムやプロポフォールなど複数の種類があり、患者ごとに適したものを選ぶ必要があります。各個人に合ったものではない場合は、効果が得られにくくなります。

配信元: Medical DOC

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