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評価=自分の価値?売上主義のデパコストップBAが孤立した理由【心理カウンセラーに聞く】

評価=自分の価値?売上主義のデパコストップBAが孤立した理由【心理カウンセラーに聞く】

リーダーの節子に詰め寄られるお嬢
リーダーの節子に詰め寄られるお嬢 / (C)ユキミ/KADOKAWA

華やかに見えるデパコスカウンター。その裏側では、売上や評価をめぐる静かな競争が続いています。コミックエッセイ『デパコスカウンターは今日も修羅場です ~BA下剋上物語~』の主人公は、百貨店の人気ブランドで10年目を迎えるトップBA・通称“お嬢”。売上になりそうな客を優先し、同僚の顧客を横取りし、面倒な対応は後輩に任せる――その強引なやり方で、売上トップを維持してきました。
しかし、新人・梨帆の登場をきっかけに売り場の空気は変わっていきます。過去に傷ついた経験を抱えながらも、自分なりの軸を持って働く梨帆。二人を分けたものは何だったのでしょうか。

【ストーリー】

新人BA花巻梨帆が入社
新人BA花巻梨帆が入社 / (C)ユキミ/KADOKAWA

クレシアン海袋店でトップの座に立ち続けてきたお嬢。数字では誰にも負けない存在でしたが、売り場の空気はどこか張り詰めていました。新人が長く続かず、スタッフ同士の距離も広がっていきます。
そんな中、配属されたのが新人の花巻梨帆。美容知識ゼロからのスタートながら、売上優先で客を選別するお嬢から任された返品対応にも真摯に向き合います。結果、梨帆の誠実な対応は周囲から評価され、売り場の雰囲気は少しずつやわらいでいきます。
やがてチーム全体の売上も上向きに。お嬢一人が牽引する形から、みんなで支える売り場へと変わっていきました。自分の数字が相対的に目立たなくなっていくことに、お嬢は焦りを覚えます。
転機となったのは昇級試験。レポート作成に追い詰められたお嬢は、思いもよらぬ選択をしてしまうのです…。


“選ばれない側”だったお嬢が美にしがみついた理由

姉との格差を感じるまち子
姉との格差を感じるまち子 / (C)ユキミ/KADOKAWA

そんなお嬢の背景には、容姿端麗で成績も優秀な姉と常に比べられてきた過去がありました。家族や親戚が集まるたび、「きれいなお姉ちゃん」「本当に優秀ね」と姉は称賛される存在。隣に立つ自分は、いつもその比較対象でした。
姉が東京の難関大学・白鷹塾大に合格した夜、家族はお祝いムードに包まれます。一方でお嬢は、「地元で就職すればいい」と大学進学を諦めるよう告げられました。姉には投資され、自分にはされない。その差は、静かに心に積もっていきます。
そんなある日、姉には似合わなかった1本のリップを何気なくつけて学校へ行くと、「今日なんか雰囲気違うね」「その色都会っぽい」と声をかけられました。さらにドラッグストアで出会ったBAから「メイクで印象は変えられる」と教えられた瞬間、初めて努力で覆せる評価を知ります。

生まれつきの美しさではなく、技術と売上で勝てる世界
生まれつきの美しさではなく、技術と売上で勝てる世界 / (C)ユキミ/KADOKAWA

生まれつきの美しさではなく、技術と売上で勝てる世界。クレシアンでトップを取り続けることは、単なる向上心ではありませんでした。売上ランキングの1位に自分の名前があることが、ようやく選ばれた側に立てた証のように感じられたのです。
しかしその証明は、他人の評価に依存するものでした。数字が下がれば、自分の価値まで揺らぐ。だからこそ、お嬢は売上にしがみつき、誰よりも結果を求め続けたのかもしれません。
一方で梨帆もまた、過去に自分の成果を他人に横取りされるという裏切りを経験しています。しかし彼女は、評価を取り戻すために誰かを打ち負かす道を選びませんでした。傷ついた過去を糧にしながらも、他人の物差しに自分を合わせるのではなく、「自分はどうありたいか」を問い続ける方向へ進んでいきます。


配信元: レタスクラブ

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