理解してくれた夫が義父へ一喝
その夜、夕食の後で葉子さんは大輔さんに全てを話しました。大輔さんはしばらく困り顔で苦笑いをしていましたが、スッと立ち上がって「ちょっと行ってくる」と一言。
「1時間ほどで大輔が戻ってきて『父さんに「文句ばっかり言っていたら、誰も手伝ってくれなくなる。母さんはもういない。葉子は他人だ。感謝できないなら独りで生きていけ」って言ってきた』と言われた時は本当に嬉しかったですね。私の気持ちをきちんと理解してくれているんだなとヒシヒシと感じました」
それ以来、義父は葉子さんを避けるようになり大輔さんができる範囲でサポートをするようになったそう。「ですが、私の手料理を差し入れると『美味しい』と言って食べているらしいです。義父のために薄味にしたりはしていないので、手料理のありがたみがやっと分かってきたのかもしれませんね」と微笑む葉子さんなのでした。
<文・イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

