俳優の鈴木亮平が1人2役で主演を務める「日曜劇場『リブート』」(TBS系、日曜午後9時)。29日に放送される最終回(20分拡大)の見どころを解説する。
「リブート」最終回(3月29日放送予定)の注目ポイント
逃げ場失い、万事休すの早瀬陸(鈴木)
秘密と後悔を打ち明け、夏海(戸田恵梨香)恐怖から解放される
そんな夏海に焦る合六亘(北村有起哉)が“100億”譲渡に動く
「リブート」とは?
鈴木が、妻殺しの罪を着せられた善良なパティシエの早瀬と、悪徳刑事の儀堂歩という正反対の人生を歩む2人の主人公を演じるサスペンスドラマ。「グランメゾン東京」「TOKYO MER~走る緊急救命室~」「マイファミリー」「ラストマン-全盲の捜査官-」「全領域異常解決室」などの作品で知られる黒岩勉さんが脚本を担当する。妻殺しの濡れ衣を着せられた陸(松山ケンイチ)は、愛する家族と過去を捨て、闇組織の資金管理を担う謎多き公認会計士、幸後一香(戸田)の提案で整形手術などを経て儀堂にリブート(再起動)。妻殺しの汚名を着せ、自身と家族を苦境に陥れた真犯人を追っていたが、それらはすべて闇組織のボス合六の「自作自演」だった。
「リブート」第9話(3月22日放送)のストーリー展開(ネタバレあり)
早瀬は、一香の正体がリブートさせられた妻の夏海(山口紗弥加)だと見抜き、一香も事実を認めて謝罪。自分たちの人生を翻弄してきた合六の組織を夫婦で力を合わせて潰し、2人で家族のもとに帰る決意を固めた。宣戦布告を受けた合六は、思わぬ展開に焦り、100億円の商品を持ち主である香港のマー会長に知られないように速やかに現金化。近く行われる選挙で、首相の座を狙う野党第一党「開政党」の党首、真北弥一(市川團十郎)を勝たせるための献金準備を整えるのと並行し、早瀬と一香に1億円の懸賞金をかけ、部下を総動員して捜索させた。
早瀬と夏海は、弥一の弟で警視庁警務部の監察官、正親(伊藤英明)にすべての経緯を説明。兄の不正を追う正親は、合六が弥一に現金を渡す現場を押さえて一網打尽にしようと考え、受け渡し場所の特定を早瀬に急がせた。早瀬は合六の部下、冬橋航(King & Prince・永瀬廉)に真実を明かし、共闘を提案するが拒まれ、捕らえられてしまう。
早瀬の盗聴器を通じてやり取りを聞いていた夏海は、合六の顧問弁護士、海江田勇(酒向芳)から100億円の受け渡し場所と日時を聞き出し、正親に報告。弥一と合六を逮捕した後に夫を救い出してほしいと頼む。現場を押さえるまで正親が動けないことを知る夏海は、夫を死なせないためなら手段を選ばないと覚悟を示した。
合六は、単身乗り込んできた夏海を前に早瀬と電話をつなぎ、夏海と儀堂を殺害した罪を着せたうえで自殺を偽装する筋書きを早瀬に語った。奥の秘密の部屋には、弥一とともに、味方だと信じていた正親がいた。「僕はこっち側の人間だったということです」。追い詰められた夏海は自分を殺す代わりに夫を助けてほしいと泣きながら懇願した。
同じ頃、儀堂の正体が早瀬だと見抜いた刑事の足立翼(蒔田彩珠)は、早瀬から協力を求められ、警察内部にいるとされる合六のスパイを探した。儀堂のロッカーに偽情報を仕込んだPCを入れた人物を特定するため、防犯カメラ映像を確認している最中、上司の三上章大(池田鉄洋)と同僚の寺本恵土(中川大輔)が現れ、指紋を調べた結果、自分たちが儀堂だと思っていた男は、逃亡中の早瀬だったと告げた。
一方の早瀬は「お前は人を殺したいんじゃないだろう? 誰かを救いたいんだろう? こんなことしてマチが喜ぶと思うか?」と冬橋を説得。冬橋は、早瀬が自力で逃げたことにして縄をほどこうとしたが、そこに幹部の菊池(ドランクドラゴン・塚地武雅)が武装した手下を連れて現れた。別室で合六と弥一、正親の3人が祝杯を挙げるなか、2発の銃声が響いた。
「リブート」最終回 みどころ
逃げ場を失った早瀬の命運は、一瞬の判断に委ねられていた。
その頃、夏海もまた、合六のもとで追い詰められていたが、秘密も後悔も罪もすべて夫に曝け出した彼女には、もはや守るものも恐れる理由もない。怯えから解放された夏海のまっすぐな眼差しに、合六は初めて焦燥を覚え、優位に立つことで保ってきた心の均衡が崩れ始める。
そして合六が、ついに“100億”の受け渡しへと動き出す。取引か、罠か、あるいは最後の賭けか…。交錯する思惑の果てに、翻弄され続けた夫婦の物語がクライマックスを迎える。

