カルシウムが不足すると現れる症状

骨や歯がもろくなる
骨折したり歯が欠けるなどが起きやすくなります。対処法として、カルシウム、ビタミンDなどを意識した食事をする、日光を浴び、骨に刺激が加わるウォーキングや筋力トレーニングなどをすると良いでしょう。もし症状が良くならない場合は、歯科もしくは整形外科を受診してください。
高血圧や動脈硬化などの血管系疾患
カルシウムが長期的に不足すると、骨から血液に供給され血中濃度が高くなります。カルシウムは細胞を収縮させるため血流が悪くなり血圧が上昇します。また、余分なカルシウムが血管に付着し動脈硬化の原因になります。カルシウムを意識した食事を摂る、塩分やリンの過剰摂取を控えることでカルシウムの排泄を防ぐことなどが対処法になります。しばらく症状が続く場合は、内科または循環器内科を受診しましょう。
腰痛や肩こり、筋肉痛を感じる
カルシウム不足は筋肉痛や肩こり、腰痛、痛みを伴うけいれんを引き起こします。これはカルシウムがマグネシウムとともに筋肉収縮に関与しているためです。患部を無理に動かさない。マッサージなどで患部をほぐし、カルシウムやマグネシウムの多い食品を摂ってください。症状が気になる場合は神経内科または整形外科に受診してください。
爪がもろく、肌や髪が粗くなる
皮膚が乾燥し角質が剥がれ、爪はもろく毛髪は粗くなります。表皮細胞の正常なターンオーバーにカルシウムとビタミンDが関与しているためです。紫外線を浴びることでビタミンD生成を促す。対処法として、部分的な日光浴や日中の短時間の日光浴を行う、皮膚などの材料となるたんぱく質や、カルシウム、ビタミンDを意識的に摂取する、規則正しい生活で睡眠時間を確保する、があります。症状が悪化したり治りが悪い場合は皮膚科に受診しましょう。
不安やうつ状態、集中力の低下など
カルシウムは脳神経の興奮を抑制し、神経伝達の調整に関与するため、不足が情緒不安定、不安感、集中力の低下などと関連する可能性がありますが、カルシウム不足が脳神経の興奮を引き起こしイライラするという見方には確かな研究や医学的根拠はありません。日光を浴びたり運動をすることで、セロトニンやカルシウム吸収を促すビタミンD分泌を促し症状緩和を図ってください。内科での血液検査を受けることで、カルシウムレベルを確認することが望ましいです。
「カルシウム不足」についてよくある質問

ここまでカルシウム不足について紹介しました。ここでは「カルシウム不足」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
カルシウム不足を解消するにはどんな食品が一番よいですか?
衞藤 しおり
一番効率よく摂取できる食品は乳製品ですが、吸収や働きを助けるためにも他のミネラルやビタミンとの組み合わせが大切になってきます。結局はいろんなものを偏りなく摂取することがカルシウム不足解消の近道といえます。

