会期/2026年3月7日(土)~2026年3月29日(日) 会場/寺田倉庫 G3-6F
10年間の創作の歩みを一堂に
本展は、板垣巴留先生がデビューから10年間にわたって生み出してきた作品群の軌跡を振り返る大規模な原画展です。「BEASTARS」をはじめとする各作品から選りすぐられた貴重な生原画・生原稿が多数展示されるほか、名シーンを再現したジオラマや、制作過程を垣間見ることができるネーム資料なども公開されています。
さらに、「BEASTARS」の人気キャラクター「レゴム」のマスクも特別展示。普段は秋田書店が保管しているというこのマスクが会場に並ぶのは、ファンにとってなかなかお目にかかれない貴重な機会です。
板垣巴留先生登壇!ミニトークショー・サイン会の熱気
3月14日(土)には、板垣巴留先生ご本人が登壇するミニトークショー・サイン会が開催されました。なんと先生はレゴムのマスクを被って登場し、会場は開演前から大きな期待感に包まれていました。


画業10周年を迎えた率直な気持ちについて問われた先生は、「良いことも悪いこともありましたが、とても濃い10年でした。ここにいる読者の皆さんのおかげでここまでやってこれた10年なので、まずは皆さんに感謝を伝えたいです。本当にありがとうございます。」と、ファンへの感謝の思いを語りました。
また、展示されている自身の初期原稿を振り返り「探り探りで描いていた感じがして、すごく当時を思い出しました。」としつつも、「0年も週刊連載をやっていると、ちゃんと上達していたんだなと、並べて見て初めて実感しました。」と、作家としての成長を自身の目で確かめた様子を語りました。
コロナ禍をきっかけに『SANDA』の途中から背景・仕上げをデジタルに移行したエピソードも披露。当初は「バランスがうまくいかない場面も多く、苦しんだ時期もあった」と明かしながらも、「今は慣れて、デジタルはとても便利。デジタルだからできる表現もたくさんあります。」と語り、制作スタイルの変化をポジティブに受け止めている様子が伝わりました。
トークショーの後半では、アニメ「BEASTARS」シリーズの完結を記念した新ビジュアルが初お披露目されるサプライズも。会場のファンからは大きな歓声と拍手が沸き起こりました。

続くサイン会では、先生が一人ひとりのファンと言葉を交わしながら、リクエストされたキャラクターをその場で描き添えていく特別な時間が続きました。途中、宛名を書こうとした先生がうっかり「レゴシさんへ」と書いてしまうほほえましいハプニングも。その色紙は現在、会場内に特別展示されています。

