息子には0歳のころから、小麦などの重度の食物アレルギーがあることがわかっていました。そのため、私はアレルゲンとなる食材を完全に除去することを徹底。その方針を身内にも共有していたのですが、ある日、背筋が凍る出来事が起きてしまい……。
重度の小麦アレルギーと向き合う日々
息子は小麦を一口食べるだけでも症状が出てしまうため、私は毎日手作りでごはんを用意し、その際は必ず原材料をチェックしていました。
小麦を含む食材は徹底して除去。調味料やお菓子に至るまで細かく確認し、家の中には極力、小麦製品を置かないようにしていました。
とはいえ、小麦は非常に多くの食品に使用されているため、その管理は決して容易なことではありませんでした。
母が作ってくれた「米粉パン粉」のハンバーグ
やがて小学1年生になった息子は、医師の指導のもとで少しずつ小麦を口にする「食物経口負荷試験」を開始。毎日決められた量を食べ、体を慣らしている最中でした。
そんなある日、仕事で帰りが遅くなった私に代わり、同居している母が昼食を作ってくれていました。私が帰宅したとき、ちょうど息子は母が作ったハンバーグを食べているところでした。
母は私に「近所のスーパーで米粉のパン粉を見つけたのよ。いつもと違うメーカーのパン粉で作ったから、食べてくれるか心配だったけど、口に合ったみたいでよかったわ」と、にこやかに話してくれました。

