デパコスの美容部員「私は手が空いておりませんので」10分待って鼻で笑われた私が、反撃した話

デパコスの美容部員「私は手が空いておりませんので」10分待って鼻で笑われた私が、反撃した話

「あなたからは買いません」とはっきりと言えた日

帰宅後、嬉しい気持ちがある反面、悔しさがじわじわ込み上げてきました。

あの時何も言えなかった自分が、少しだけ情けなく感じていました。

しかし、このままでは終わらせたくない。きっと後悔する。だったら……。

そうだ、この悔しさを晴らすためには綺麗にして胸を張ってもう一度あの場に立とう。

思い立った数日後、友人にフルメイクをしてもらい、きれいめの服にブランドバッグ。
自分なりの“戦闘服”で売り場に立ちました。

すると、あの日のスタッフAさんが笑顔で近づいてきました。

「何かお探しですか?」

明らかに私だと気づいていない様子。

そのため、私は静かにこう言いました。

「大丈夫です。あなたからは買いませんので。あの方を待ちます」

一瞬で固まる表情。前回タッチメイクをしてくれたBさんを指名し、化粧水、乳液、美容液、ファンデーション、アイラインまで一式購入。

途中、Aさんが割り込もうとしましたが、

「あなたに担当されるくらいなら、全部キャンセルします」

ときっぱり断りました。

誰から買うかは、自分で決められる

売上は、最初に誠実に向き合ってくれたBさんへ。そんな想いがありました。

その後、声をかけてきた責任者の方にも前回の出来事と、それでもBさんの対応が素晴らしかったから再訪したことを伝えました。
日付も、言われた言葉も、そのまま全てを。

Aさんは裏に呼ばれ、私がいる間はそのまま売り場に戻って来ませんでした。

正直、金銭的に懐は痛みました。しかし後悔はありません。

あの日、私は知りました。「誰から買うか」は自分で決められるということを。

そしてもうひとつ、Aさんは、今ではどのお客様にも丁寧に声をかけるようになりました。そして私とも目が合えば軽く会釈してくれ、少し会話をする仲です。

人も、自分も、変われるのだと。

誠実さは選ばれるし、態度を改めることもできる。

人の態度も、自分の選択も、未来を少しずつ変えていく。

あの日の経験は、そんな当たり前だけれど大切なことを教えてくれました。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Anne.R
看護師として9年間、多くの人生に寄り添う中で「一人ひとりの物語を丁寧に伝えたい」とライターの道へ。自身の家づくりやご近所トラブルの実体験に加え、現在は周囲へのインタビューを通じ、人間関係やキャリアなど女性の日常に寄り添った情報を発信している。

提供元

プロフィール画像

ftn-fashion trend news-

誰でも気軽にオシャレになれるヒントがずらり