●生成AIでインフラを強固に
2025年4月から生成AIを本格的に使い始め、弁護士業務にも組み込んでいる。最近では自分で書いた書面よりもAIで書いた書面の方が出来がいいそうだ。
ブログ記事のテーマ探しや執筆にも積極的に活用しており、記事ジャンルの拡張につながっている。タイトルに「AI作成」と入った記事も増え、判決の評釈や開示文書などを基に裁判所の思惑を探るコンテンツなどを公開。2026年2月投開票の日弁連会長選では、投票の参考にできるよう両候補者の選挙公報を比較する記事もアップした。今後も収集した膨大なデータをAIで解析していくという。
アワード受賞後の2025年11月下旬には、サーバーの負担を軽くするため、ブログから広告を外したほか、AIと相談しながら自力で各種高速化処理を行ったり、PHP7.4からPHP8.3 へのメジャーアップデートを行ったりした結果、ユーザーはより速く快適にブログを閲覧できるようになった。
広告を外して高速化処理を行えば、裁判官の名前を検索したとき、(同じく裁判官情報を掲載する)新日本法規より上位に表示される可能性が高いとAIに言われたのがその主たる理由であるという。
ブログの読者にとっては目障りとなる広告がなくなり、より公的な“インフラ”の要素が強まった。「今回の受賞を大きな励みとして、今後ともブログ活動を通じ裁判所及び行政機関の透明性向上に努めていきたいです」などと話していた。
【プロフィール】 やまなか・まさし 京都大学法学部を卒業後、2006年10月に大阪弁護士会へ登録し、林弘法律事務所に入所。2022年8月、当時の所長である林功弁護士の逝去に伴い先輩弁護士と2人で同事務所を承継し現在に至る。得意分野は被害者側の交通事故、遺言・相続及び企業法務。近年は弁護士業務におけるAI活用の研究にも力を入れる。

