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「出所したら母の髪を切りたい」刑務所で理容師になった受刑者、“全部ダメだった”過去と再出発

「出所したら母の髪を切りたい」刑務所で理容師になった受刑者、“全部ダメだった”過去と再出発

●「自分が事故らなければいい」 ルールを無視していた過去

──刑務所に入ることになった過去の自分を今どう思いますか?

捕まる前の自分を振り返ると、今考えたら全部がダメだったなと思います。ルールを守るという意識がなかったし、仲がいい子や自分の周りの人にしか興味がありませんでした。

他の人のことを全然配慮していませんでした。だからこそ、マナーや法律などのルールも全く守れていなかったです。

──ルールというのは、どんなことですか?

たとえば信号でも「自分が事故らなければいいや』と思って赤信号で進んだりとかですかね。捕まってから自分を振り返る中で、世の中にルールがある意味や、「なんでこんな決まりがあるのか」を考えるようになりました。それまで、ルールを気にしたことがなかったなと感じます。

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●出所後に一番切りたいのは「母の髪」

──出所後、社会で生活することへの不安はありますか?

捕まったのが初めてだったので、出所することの大変さをまだ経験したことがありません。なので、どんなことが大変なのかは想像しかできていなくて、ただ漠然と『大丈夫かな』という不安はあります。

──出所して、最初に髪を切りたい人は誰ですか?

やっぱ親ですね。お母さんです。迷惑をかけたんですけど、今も支えてもらっているので。自分がお母さんのためにできることっていったら、髪を切るくらいしかないので、それくらいはできたらなと思います。資格を取ったことを伝えたときも、喜んでくれていました。

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──出所後の意気込みはありますか?

一番はもう再犯しないことです。そして、自分の犯罪によっていろんな人に迷惑をかけたので、その人たちに少しでも恩返しというか、何かできることをしていきたいと思っています。

──どんな理容師になりたいですか?

理容師としては…お客さんの人生を、髪を通して少しでも豊かにできたらいいなと思います。

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