ケガや事故を防ぐための対策
運動があまり得意ではない猫には、「落ちにくい」「ぶつかりにくい」「万が一失敗しても大ケガしにくい」環境を整えることがポイントです。ジャンプやバランスに不安がある子ほど、家の中の安全設計で事故の起こりやすさは大きく変わってきます。
高い場所まわりの工夫
落下しそうな場所の下には、ジョイントマットや厚めのラグを敷いて、衝撃をやわらげる工夫をしておくと安心です。滑りやすい棚板やテレビ台には滑り止めシートを貼り、踏み外しやすい角にはクッション材をつけておくと、事故のリスクを下げやすくなります。
さらに、家具同士の距離を離しすぎず、ステップや棚を階段状に配置しておけば、一気に無理なジャンプをしなくて済むようになります。
窓やベランダの転落スポット対策
網戸は猫が押すと開いてしまうことがあるため、網戸ロックや突っ張り棒を使って、簡単には動かない状態にしておくことが大切です。ベランダにはネットや柵を設け、出られない・落ちない構造を作っておくと安心感がぐっと高まります。
また、室内でも冷蔵庫の上や本棚の上など、落ちたときに危険が大きい場所は、物理的に登れないようにしておくほうが安全でしょう。
家具と室内レイアウトの見直し
本棚やタンス、テレビ台など背の高い家具は、猫がよじ登ったときに倒れないよう壁にしっかり固定しておく必要があります。
キャットタワーは台座が広く安定感のあるものを選び、ぐらつきがないよう壁際に設置するのが基本です。必要に応じてL字金具などで補強しておけば、勢いよく飛び乗っても倒れにくくなります。
まとめ
運動オンチに見える行動は、性格や体質によることも多く、必ずしも異常とは限りません。ただし、ジャンプの失敗や落下、衝突が続くと、ケガのリスクは確実に高まります。
大切なのは、安全に動ける環境を整えてあげることです。そのうえで、「急にできなくなった」「前より明らかに不安定になった」と感じたら、早めに動物病院へ相談してあげましょう。

