実は別物だった!? 「無臭にんにく」の正体
スタミナ満点のにんにく料理。おいしいけれど、人と会う前や仕事の前日は匂いが気になって避けたいものですよね。そんな悩みを解決してくれる食材として注目されているのが「無臭にんにく」です。しかし、実はこの無臭にんにく、名前に「にんにく」と付いていながら、植物学的には全く別の仲間だということをご存じでしょうか。普通のにんにくとの違いや、意外な健康効果について詳しく解説します。
無臭にんにくは「ジャンボにんにく」とも呼ばれており、普通のにんにくよりも約8~10倍ほど大きいのが特徴です。主に鹿児島県や香川県などで生産されていますが、スーパーではあまり見かけることのない珍しい野菜の一つ。
最大の特徴はその「匂い」です。普通のにんにく特有の強烈な匂いの原因は、成分の「アリシン」にありますが、無臭にんにくに含まれるアリシンはなんと普通のにんにくの60分の1ほど。実は分類や味はどちらかというと玉ねぎやリーク(西洋ネギ)に近く、香りはあっても後に残る臭(くさ)みはほとんど感じられません。
スタミナよりも「免疫力」? 含まれる成分の違い
普通のにんにくと違い、無臭にんにくには疲労回復や滋養強壮といった「スタミナ源」としての効果はほとんど期待できません。しかし、その代わりに「サポニン」という成分が多く含まれています。
サポニンには免疫力の向上や肝機能の改善、肥満や動脈硬化の予防などの効果が期待できるとされています。ガツンとしたスタミナが欲しい時は普通のにんにく、生活習慣の改善や健康維持を意識したい時は無臭にんにくと、目的に合わせて使い分けるのが賢い選択といえるでしょう。

