●会見開始から20分以上経過後に出た質問
そんな中、会見から20分以上が過ぎた時に、その後ネット上で炎上状態となる朝日新聞記者による質問が出た。
その際、確かに、池上さんは少し語気を強めた口調になったものの、全体としては、実際にクマと対峙してきた自身の経験から、クマによる人的被害が相次ぐ中で「クマとの共存」を重視する一部の世論に対して、クマの危険性をうったえる内容の話だった。
池上さんは同時に、「あなたがそう思ってるわけじゃないだろうけど、クマとの共存っていうことを言ってしまったら、被害にあったご家族の方々がどういう思いをするかってことを考えなきゃダメだと思う」とも話していた。
実際に、あの会見場にいた弁護士ドットコムニュースの記者の目にも、池上さんが質問者の朝日新聞記者に怒ったという風には映っていなかった。
●池上さん「間違えて捉えられたら困る」
その後、朝日新聞記者の質問部分だけが切り取られた動画が拡散され、記者を揶揄する書き込みが続いた。
そこで、弁護士ドットコムニュースは改めて池上さんに、こうしたネット上の反応について電話で話を聞いた。すると、池上さんは次のように話した。
「私は怒ったわけじゃない。(ネット上の)コメントとかいうのは、相手がとんでもないことを質問したと思い込む人もいる。でも、あの場にいた人は分かるんじゃない?そんなおかしなことじゃなかったと思うけどね。あんまり『あいつが悪い』とかいう必要もない。質問の仕方が悪かったのかもしれないけど。間違えて捉えられたら困る」

