猫たちが「猫団子」を作る3つの理由
1.寒さをしのぐため
猫の平熱は人間よりも少し高く、38度くらいあります。そのため、外の気温が下がると体温を維持するためにたくさんのエネルギーを使ってしまいます。
一匹で丸まっているよりも、仲間と体をぴったりくっつけることで、お互いの体温を分け合い、熱が外に逃げるのを防いでいるのです。
これは、厳しい自然界で生き抜くために身についた、とても効率的で賢い知恵といえます。冬場に猫たちが集まっているのは、天然のヒーターでお互いを温め合っている状態なのです。
2.信頼している証拠
猫にとって、お腹や背中を誰かに預けるという行為は、相手を完全に信頼していなければできないことです。
野生の世界では、眠っている間は敵に襲われやすい無防備な時間です。仲間と団子状に固まることで、背後や死角をカバーし合い、もし何かあってもすぐに気づけるようにしています。
つまり、猫団子ができているということは、その場所が安全であり、一緒にいる相手を「家族」や「大切な仲間」だと認めて安心しきっている、とても幸せな証拠なのです。
3.親愛の情
猫は単独行動を好む動物だと思われがちですが、実はとても愛情深い一面を持っています。猫団子は単なる防寒対策だけでなく、大好きな相手と触れ合いたいという気持ちの表れでもあります。
子猫の頃に母猫や兄弟とくっついて過ごした記憶が残っており、大人になっても仲間と肌を寄せ合うことで心が満たされるのです。
お互いに毛づくろいをした後にそのまま眠ってしまうような姿は、言葉を使わない猫たちなりの「大好きだよ」という挨拶やコミュニケーションのひとつといえるでしょう。
「苦しくないの?」密着する猫たちの本音
何匹もの猫が重なり合っているのを見ると、「下の子は重くないかな?」「息苦しくないのかな?」と心配になるかもしれません。しかし、猫は体がとても柔らかい上に、狭くてフィットする場所を好む習性があります。
広い場所でポツンとしているよりも、どこかに体が触れている方が、本能的に落ち着くのです。
彼らにとっては「重さ」よりも「温かさ」や「守られている感覚」の方がずっと大切なので、自分たちが満足していれば、どれほどぎゅうぎゅう詰めでも居心地は最高なのです。

