女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合など)。7日に放送される第7回の見所を解説する。
朝ドラ「風、薫る」第7回(4月7日放送予定)ポイント
1.りん、家族らに見守られ奥田亀吉(三浦貴大)と結婚
2.りん、懸命に奥田家に尽くすが…
3.直美、新しいマッチ工場へ→英語の勉強継続
朝ドラ「風、薫る」第2週「灯(ともしび)の道」(第6~10回)ストーリー展開
栃木・那須。りんは祝言を明後日に控えていた。母の美津(水野美紀)はこの縁談を断ろうと持ちかけるが、りんは「望むところです。私は一ノ瀬家の娘として、望んで嫁ぐんです」と笑った。そして「私は、旦那様と添うことができて、それはもう幸せでした。どうせなら母に負けぬほど幸せになりなさい。嫁入りはおなごの戦ですよ」という母に、「はい。『奥様』になって飛びっきりの上がりをしてみせます」と返した。
東京。直美は、住人全員が大家(おおや)という姓をもつ路地裏の長屋に住んでいる。長屋の大家が大家嘉平(晴海四方)という名前で、明治に入って名字を名乗ることが義務化されると、店子のトヨ(松金よね子)とキク(広岡由里子)は名前だけは店子ではなく大家がいいという理由で「大家」を名乗ることにした。ここに住む全員が大家だが、みな赤の他人。帰宅した直美は首にかけた古びたお守りをじっと見つめ、英語の勉強を始めた。
直美は、マッチ工場で働いている。割に合わない仕事で、1日中マッチ箱を作ってもらえるのはマッチを1箱買える程度の額。直美は手際が悪く、この日も出来上がる量は少なかった。
ある日、職場で工場長の本がなくなり、犯人と疑われた直美がクビを宣告される。その本には紙幣がしおり代わりに挟まっていたという。直美は、幼子をおぶって働く初(火ノ口紗彩)がやったことだと気付いていたが、英語で悪態をつき罪をかぶって工場を辞めた。「耶蘇仕込みの英語か? お前、女郎に捨てられたんだって? 結局、そういうことだわな。警察に突き出されねえだけ感謝しな」などと罵る工場長。直美は悔しさをグッと我慢した。初は工場を去った直美に「あの…ありがとう…」と声をかけるが、直美は「そういうんじゃないから。ただあのオヤジに腹が立っただけ」と言った。事情を聞いた牧師の吉江善作(原田泰造)や宣教師のメアリー(アニャ・フロリス)は理不尽すぎると憤るが、直美は「どうせ私なんてそんな扱いですよ」と自虐し、その日、吉江たちが行う炊き出しを手伝った。
その後、彼女は新しい仕事を探すが、育ちが影響して誰もまともに話を聞いてくれない。落ち込む直美は、教会に行き、メアリーにいつか米国に連れていってほしいと頼む。「だって仕事はない。いい結婚話なんかあるわけない。だけど、結婚しなきゃ女はまともに生きちゃあいけない…」と漏らし、英語で「納得いかない! この国じゃ逆立ちしたって幸せになれない。もうこんな国、出て行ってやる!」とまくしたてた。
朝ドラ「風、薫る」第7回【見所】
りんは、美津、妹の安(早坂美海)、そして元家臣の中村義正(小林隆)らに見守られ、運送業を営む亀吉のもとへと嫁ぐ。りんは亀吉と義母の貞(根岸季衣)と関係を築くため、懸命に奥田家に尽くす。
一方、直美は新しいマッチ工場で働きながら英語の勉強を続けていた。
朝ドラ「風、薫る」とは?
大関和と鈴木雅という実在した2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフにした朝ドラ。激動の明治時代、まったく違う境遇に生まれ、それぞれ生きづらさを感じていた2人の女性が、未開の看護の道を切り開いていく姿を描く。「あなたのことはそれほど」「病室で念仏を唱えないでください」「くるり〜誰が私と恋をした?〜」などの連ドラで知られる吉澤智子さんが脚本を書き、Mrs. GREEN APPLEが主題歌「風と町」を歌う。

