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「開幕から交流戦だらけ」は気のせい? 今年のMLBスケジュール編成に見る、日本人特有の“錯覚”

「開幕から交流戦だらけ」は気のせい? 今年のMLBスケジュール編成に見る、日本人特有の“錯覚”

2026年のMLBが開幕し、大谷翔平(31)=ドジャース=やメジャー1年目の村上宗隆(26)=ホワイトソックス、岡本和真(29)=ブルージェイズ=らの活躍に連日日本中が沸いている。しかし、彼らの試合を追う中で「いくらなんでも開幕直後から『交流戦』が多すぎないか?」と感じてはいないだろうか。実はそこには、日本人スター選手を追いかけるからこそ陥る納得の“錯覚”と、現代MLBならではの事情があった。

2026年シーズンのMLBが開幕し、連日日本人選手のハイライトのチェックに追われている。しかし、日々の試合予定表を眺めていると、ふとある感覚を覚えた。

「いくらなんでも、今年の開幕直後は『交流戦(インターリーグ)』のカードが多すぎないか?」

MLBでは2013年に両リーグが15球団ずつとなって以降、日本のように交流戦を集中開催するのではなく、通年で開催している。両リーグ奇数のため、開幕戦、シーズン最終戦であっても少なくとも1カードは交流戦になる。さらに2023年に試合の組み方が変わり、交流戦の試合数自体が大幅に増えた(年間46試合)経緯がある。にしても今年の序盤戦は別リーグのチーム同士が戦う光景を異常によく目にする気がするのだ。

なぜ、今年は特にそう感じるのか。答えは非常にシンプルで、我々日本メディアが日々追いかけているチームが、たまたま序盤からこぞって交流戦に当たっていたからだ。

我々がメインで追いかけるチームは、「毎日試合に出場する日本人野手」のいる球団だ。今年で言えば、大谷翔平を擁するドジャース、そしてメジャー1年目で連日トップニュースを飾る村上宗隆のホワイトソックス、岡本和真のブルージェイズがその筆頭になる。

彼らの序盤の日程を見てみると、大いに納得がいく。村上のいるホワイトソックスは、3月26日(日本時間27日)の開幕ブルワーズ戦から第2カードのマーリンズ戦まで、開幕からいきなり6試合連続でナ・リーグとのインターリーグが組まれていた。

一方のドジャースも、3月30日(日本時間31日)からの第2カードで早々にガーディアンズ(ア・リーグ)とのインターリーグを戦っている。そして原稿を書いている今日、7日(同8日)にもまさにトロントでドジャース対ブルージェイズ戦が行われた。「大谷翔平&山本由伸 vs 岡本和真」という日本人トップスターたちの激突であると同時に、昨年のワールドシリーズの再戦でもあるこの超大型カードも、当然インターリーグである。

「毎日必ず追いかける日本選手たちの試合が、たまたま交流戦ばかりだった」。これが錯覚の最大の理由だ。

そういえば、今年のMLB全体のオープニング・ナイト(単独開幕戦)も、3月25日(同26日)にヤンキース対ジャイアンツという東西の名門インターリーグで幕を開けた。

加えて4月4日(同5日)からのレッドソックス-パドレスの3連戦では、パドレスの看板スターであるフェルナンド・タティスJr.が、メジャー実働7シーズン目にしてキャリア初のフェンウェイ・パーク(ボストン)でのプレーを果たしたことも、現地でちょっとしたニュースになっていた。

あの大スターがなぜ今までフェンウェイでプレーしていなかったのか。かつてのスケジュールではパドレスがボストンへ遠征する機会自体が稀であり、全球団と対戦するようになってからの2023年と2025年の同カードはいずれもパドレス本拠地での開催だった。さらに、ボストン遠征が組まれていた2024年6月は、タティス自身が右大腿骨の負傷で欠場しており、不運な巡り合わせが重なって今の今まで「初見参」がお預けになっていたのである。

集中開催の日本と違い、通年開催で両リーグともにDH制が採用されている現在のMLBでは、普段は目の前の試合が「交流戦かどうか」をあまり意識することはない。それにもかかわらず、今年の開幕序盤は立て続けに交流戦で印象的な場面が多かったせいか、「なんだか交流戦ばかりやっている」と錯覚してしまったようだ。

配信元: iza!

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