義理のお姉さんが来たときも
ある日、義姉が帰省したときも、男性陣はいつも通り座って話していました。そして、当時妊娠中でおなかが大きかった私と、少し体格のよい義理のお姉さんとで料理をしていると、おもむろに台所に現れた義父は「横綱同士が肉を焼いてる」と笑いながら、その言葉だけを言って去っていきました。
私は、手伝うことすらせずに余計なことだけを言い放つ義父に絶句。義理姉は苦笑いして、必死に別の話題へと変えてくれていました。
ただ、ふと義母を見ると、慣れた手つきでてきぱきと動き、特に不満そうな様子もありません。もしかしたら、義母は義母なりにこのスタイルを受け入れているのかもしれない。そう思うと、私が一方的に「おかしい」と決めつけるのも違うのかな、と少し冷静になれました。
それぞれの家庭には、長年かけて築いてきた習慣やあり方があるのだと思います。ただ同時に、受け入れていることと、本当は負担がないことは、必ずしも同じではないとも感じました。だからこそ、私は自分の家庭では違うやり方を選びたいと思っています。
帰宅後、夫に「実家だと別人になるよね」と笑いながら話してみました。夫も「確かに」と苦笑い。普段の家では当たり前にやっていることを、実家でも忘れないでほしいと、やんわり伝えました。
そして自分の子どもは男の子2人。いつか大切な人を連れてきたときには、『手伝う』という意識すらなく、キッチンに立つのも準備や片付けも『当たり前に一緒にやる』ことだと捉えられる男性に育てていきたい。それが、私たち夫婦が築いていく家庭のあり方なのだと、改めて思いました。
著者:山本 ももこ/30代女性/2018年と2022年生まれの男の子のママ。事務職。長男とK-POPの推し活中。近所に農家をしているおじおばが住んでおり、子どもたちは大人に囲まれて暮らしている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

