「映え」を演じることに疲れて
その日以来、私は彼に嫌われないよう「丁寧で女の子らしい彼女」を演じるように。料理が運ばれてきてもすぐに食べず、「わあ、おいしそう!」と写真撮影をしました。出されていた料理をすぐに食べたいという気持ちを抑え、私は写真を撮ることに必死になっていました。
ところが、そんな無理が続くはずもなく……。結局、彼とはお別れ。
彼と別れた後、私は女友だちといろいろなお店巡りを楽しみました。仲の良い友人だったため、気をつかうこともありませんでした。キラキラした映えそうな料理がきても、写真も撮らず豪快に食べる私の姿を、友だちは「あなたらしいよね~」と笑ってくれました。
ラテアートはすぐに混ぜてもいいし、温かいものは温かいうちに食べていい。映えを気にするよりも、食べる温度を大切にできる友だちの存在が、本当に貴重でありがたいと思えましたし、そんな私の姿を「ありえない」と思わない人と出会いたいと感じた経験でした。
著者:新谷けご/40代女性・2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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