女優の永作博美がヒロイン待山みなとを演じる連続ドラマ「時すでにおスシ!?」(TBS系、毎週火曜夜10時)。12日に放送される第2話の見所を解説する。
「時すでにおスシ!?」第2話(4月14日放送予定)の注目ポイント
みなと、大江戸海弥(松山ケンイチ)の課題に悪戦苦闘
悩むみなと…ヒントは息子(中沢元紀)との会話
大江戸のクラスで「事件発生」
「時すでにおスシ!?」第2話(4月12日放送)のストーリー展開(ネタバレあり)
社会人となり社宅に引っ越すことになった息子の渚(中沢)を見送ったみなとは、14年前に夫の航(ジャルジャル・後藤淳平)を不慮の事故で亡くして以来、息子のために生き続け「子育て卒業」という区切りを迎えた。いざ1人になると自分との向き合い方がわからず、「空の巣症候群」と呼ばれる喪失感で焦りを覚える。そんな時、友人の磯田泉美(有働由美子)の話で、3カ月ですし職人になれるという「鮨アカデミー」を知り、母親としてではなく、自分のための人生を歩み始めるきっかけが欲しかったみなとは勢いで入学を決めた。
入学初日、みなとが3人のクラスメイトとともに対面した眼光鋭い講師の大江戸は、みなとが働くスーパーの常連客だった。鬼の形相で鮮魚コーナーの商品を吟味する様子から「さかな組長」というあだ名をつけられている大江戸は、「あいさつができない人は板前として出発点に立つ資格もない」とみなとたちに気合を入れ、包丁の研ぎ方、切り身をつくるコツ、酢飯の調合の仕方などを叩き込んだ。
怒とうの1週間を終えたみなとは、クラスメイトとの親睦会に参加。リタイア後の趣味として習いにきたダンディで多才な紳士の立石船男(佐野史郎)、大手コンサルからすし職人へのキャリアチェンジを図る柿木胡桃(ファーストサマーウイカ)、寡黙な青年の森蒼斗(山時聡真)が、それぞれ明確な目標を持って日々の講習に臨んでいることを知り、自分だけ動機があいまいなことを思い知られたみなとは悩んだ末に退学を決意した。
そんな大江戸は実は新任講師で、学長の横田宗満(関根勤)から、採用時に決めた「お・す・し」の約束を絶対守ってほしいと念押しされていた。
みなとの退学希望を知らされた大江戸は、事情を聞くために彼女が働くスーパーへ。みなとは、子育てを終えた喪失感から逃れたくて深く考えずに入学してしまったことを後悔したと説明したうえで、大変だったが生きがいでもあった子育てが終わり、急に自分のために生きろと言われてもどうしたらいいかわからないと心の内を吐露した。「私は今、誰かのために生きてるわけでもなければ、自分のために生きてるのでもない。自分の人生、迷子になってまして…」。大江戸は、講習中のみなとの手を見て「何千、何毎回も相手を心から思って料理をつくってきた手」だと感じたと述べ、「その手で続けていれば、いつか、自分のために始めたことが誰かのためにつながることもあるかもしれません」と励まして退学を引き止めた。みなとは夕日に目が染みたと言い訳して涙。その姿を見た大江戸の脳裏に、「ある記憶」がよみがえった。それは、今より少し長い髪を後ろで縛ったみなとが、丘を駆け上がり、夕日に照らされる姿。当時のみなとは何か悩み事を抱えているようで、その様子を、大江戸が少し離れたところから見ていた。涙を拭ったみなとに「月曜日もお待ちしています」と告げた大江戸。去っていく途中で一度振り返ったが、その表情はなぜか複雑そうだった。
「時すでにおスシ!?」第2話の見所
真剣なクラスメイトと自分を比べて挫折しかけていたみなとは、大江戸の言葉で鮨アカデミーに通い続けることを決めた。
ある日、基礎練習ばかりでなかなかすしを握らせてもらえないことに痺れを切らした胡桃が大江戸に直談判。大江戸は、「アジの一品料理で自分の味を表現できれば、ネタを使った握りに進ませる」とみなとたちに宣言した。
胡桃は自分の強みを見せるチャンスだと意気込むが、みなとは、いまさら「自分の味」「自分の強み」とは何なのかと思い悩む。そんななか、離れて暮らす渚と久々に会い、何気ない会話から自分だけの料理の原点を思い出す。
一方、大江戸は、横田から「授業の進捗が遅いことで生徒からの不満がでないように」と詰められる。横田の不安は的中。大江戸のクラスで事件が起こってしまう。
「時すでにおスシ!?」とは
「マイダイアリー」「わたしの一番最悪なともだち」などの作品で知られる兵藤るりさんが手がけるオリジナルストーリーの連ドラ。14年前に夫を不慮の事故で亡くした50歳の女性が、女手一つで育てた一人息子が社会人となった節目で、第2の人生を歩むべく鮨アカデミーに入学し、職人の道を目指して奮闘する姿を描く。

