
豊島区立熊谷守一美術館は、4月14日(火)~6月28日(日)の期間、特別企画展「熊谷守一美術館41周年展 守一と故郷。」を開催する。
熊谷守一氏について

熊谷守一氏(1880-1977)は、明治から昭和にかけて、97年という歳月を生きた画家。若い頃はアカデミックな作風だったが、音楽や機械の仕組みにも関心があった熊谷守一氏は、絵を構成する“色”や“かたち”の仕組みを自ら探究したという。
そして仲間の支えを受けたり、自宅兼アトリエを建て制作環境を整えたりしながら画風を変化させ、70歳を過ぎた頃には、単純化した彩色とはっきりした輪郭線を用いた「モリカズ様式」を確立した。
熊谷守一氏氏と故郷である付知の関わりについて読み解く
「熊谷守一美術館41周年展 守一と故郷。」は、区内にアトリエを設けて活動した画家の熊谷守一氏とその故郷である付知の絆に焦点を当て、熊谷守一氏と付知の関わりについて読み解いていく企画展。
熊谷守一氏は、1880年に付知村という現在の岐阜県中津川市付知町で生まれたが、幼い頃にその土地を離れ、故郷とのつながりはわずかだったという。しかし、30代の約5年間を付知の実家で過ごしており、山に囲まれた豊かな自然の中で生活した経験は、後々まで熊谷守一氏の作品の中に生き続けた。

「馬」

「しゃくなげ」
企画展の期間中は、実家で過ごした30代の頃に描いた「馬」をはじめ、付知やその周辺を描いた作品、晩年人気となった草花や木々に覆われた自宅の庭の生きものたちをモチーフに描いた作品など、付知の息遣いを感じることができる作品が展示される。
さらに、2025年に開館10周年を迎えた付知の「熊谷守一つけち記念館」が所蔵している作品を中心に、熊谷守一氏と付知に関わる貴重な作品・資料を紹介。熊谷守一氏の心に宿る故郷・付知の姿を見ることができる。
